イントネーション2
(前の記事の続き)…ということで、イントネーションの振り幅を正確に再生できるように、を目的に『地声で歌おう』レッスンだったんだけど、思いがけない副産物として、「声の厚みと響きが出るようになった」のが1つ。そして、もう1つあるんだけど、それは「ナチュラルな鼻音が出るようになった」こと。裏声発声の時は、気をつけてないと、文章中の"M","L","N"など、鼻音が足りない事がよくあったんだけど、地声で歌ってると、そういう音は鼻に抜かないと(鼻から抜けないと)発音できないので、意識しないでも空気が鼻のほうに行っちゃうのだ。お腹の奥から登ってきた空気が、喉の奥のほうに来た時に「やだ。Lじゃん。あたしはこっちに行くからね。」「そっかー。じゃ、アタシはこっちから抜けていくね。バイバーイ」っていいながら、途中で勝手に別れていく感じ。そして、もう1つプラスアルファ的な副産物が、代表的な鼻音以外でも、イントネーションやリダクションの関係で、イレギュラー的に鼻音になる音が、意識して考えなくても、勝手に鼻に抜けて口の中で響いてくれるようになったこと。これからも、発音練習の一環として歌を使うときは意識して地声で歌っていこうと思います。