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カテゴリ:映画ドラマ鑑賞
「バービー」
韓国 2012年制作 監督:イ・サンウ 主演:キム・セロン、キム・アロン、イ・チョニ 韓国、田舎の浜辺の民宿、 母を亡くし、知的障害のあるの父と小学生の姉妹のお話。 知的障害のある父と病弱な妹と民宿をするスニョンの元へ アメリカから父娘がやってくる。娘のバービーは素直なスニョンと友達になる。 貧しい生活から抜け出したい妹のスンジャはアメリカに憧れている。 どうしようもないチンピラな叔父がスニョンの父を騙して、 お金のためにスニョンをアメリカ人の養女にしようとするが、スニョンは行きたくない。 スンジャは自分が養子に行きたくて、画策して、とうとうスンジャがアメリカに行くことになった。しかし、アメリカ人父が韓国から養女を迎えるのには、大きな理由があった。 憧れのアメリカ、 しかしアメリカ、どうなんだろう。 韓国の福祉の問題、家族の問題、アメリカの養子縁組、臓器売買、 いろいろな思惑がそれぞれにあり、 韓国の言う美国(アメリカのこと)は、もはや美しくもない。 この映画のアメリカは、ひとりよがりで、サイテーの悪だ。 韓国はそれでも美国にすがって生きようとする。 迫真の演技が評判のキム・セロンちゃんは、 ここでも、はかなくて健気で、一目を置く存在だが、 本当の姉妹にあたる、妹役のアロンちゃんもなかなかだ。 映画だからと突き放せない韓国の現状がリアルだ。 アメリカ人の娘バービーは少なくても正義であったはずだが、 子どもだということでなす術もなく父に服従する。 韓国映画にみる貧困は、 もしかしたら、国や周りがなんとかできるのではないかということが多く、 その知識がなかったり、放任だったり、無関心だったりするのだ。 日本もそうじゃないとは言えないし、 いつも被害者は幼い子どもたちというのがとても悲しい。 たまたまだが重いテーマの映画が続き、冬のどんよりとした天気と合わせて、 気持ちが沈むので、次回はコメディでも観ようか・・・ 本日、バレンタインディ、 チョコレートケーキでも買いに出かけようと思っていたら、 朝から雪が降っていて吹雪いてきた。 先週に続き、週末の天気のせいで、またDVDで引きこもりそう・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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