なんとなく、楽しく暮らそう

いつものバングラデシュ青年が体調が悪いというので、日本語レッスンは無しになり、前からゆっくりお話しましょうと言っていた50代中国人女性Ｇさんと二人でランチした。
Ｇさんは４０歳前の日本人女性が担当しているのだが、彼女から、Ｇさんのもっぱらの悩みは更年期による体調不良で、「わたしは若いから説明できなーい」とお鉢が回ってきたわけだ。(爆

Ｇさんは来日15年、日本企業で働くことになったご主人と一人息子と東京へ。日本の大学を卒業した息子も日本企業に就職するが、昨年関西に転勤となったそう。夫婦二人暮しで時間のあるＧさんは来日して家事ばかりしていた毎日から脱して、昨年から思い切って日本語レッスンに通い始めた。
というのも数年前から孤独に過ごしていた日本の生活で鬱になり始めたのと、更年期障害が重なり、これではいけないと奮起したそう。
同じクラスにいた中国人女性とも仲良くなり、気持ちが明るくなってきたって。言葉の壁、やはり引きこもりは精神的に良くないのだろう。
肩が非常に痛い、汗が突然出る、イライラする、落ち込むなど、更年期障害のオンパレードがやってきているＧさんに、時期が過ぎると急に楽になるはずと伝えた。私は肩が非常に痛いくらいの症状だったけど、２年間辛かったもの。それが急に痛くなくなったのだが元どおりにはならず、腕が硬くてまっすぐ上がらない状態。過保護にならずに腕を回す体操とか大事に感じたよ。
Ｇさん家族もご主人が定年しても日本にずっと住みたい希望がある。来年息子さんが、留学生で関西の大学に来ていた中国人女性と結婚するらしい。その彼女も今は日本企業に勤めているが、ずっと働く予定。
一人っ子だった息子から、たくさんの孫に恵まれたら嬉しいと言っていた。
こうして、外国人家族が日本に一気に増えてきそうだ。中国人は一人っ子政策が終わり、日本でどんどん家族を増やして。いつか中国から親とかよぶのだろうか。
Ｇさん家族はきちんと給料を得て日本の税金も払って日本に住んでいるが、その分、健康保険や厚生年金支給の対象ともなる。中国なら女性は５０歳定年、すぐ年金がもらえるのにと言っていた。日本人は働き者だねと感心していた。いやいや、日本の年金支給が６５歳、元気ならみんなそれまで生活費のために働くことになるんだよと話した。
日本の年金の優れたところは、遺族年金や障害者年金があるところだと思うので、説明したよ。
よく夫婦げんかするというＧさんに、離婚したら遺族年金はないよとも。笑
というわけで、余裕あるわけでなくても６０歳で退職して(定年は６３歳)、絶対働かない宣言する夫が、なんか後ろめたくて、Ｇさんには内緒。笑