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「DON JUAN’S RECKLESS DAUGHTER」JONI MITCHELL
「いつも利用していたウドン屋さんも、閉店しちゃったのよ~。」 彼女のこんな呟きから、今日の日記のテーマが決まった。 神戸の港に浮かぶ人工島「ポートアイランド(神戸っ子は愛着を込めて”ポーアイ”と呼ぶ)」に彼女の勤務先はある。 思えば22年前、"未来都市”の呼び名でポーアイは街として誕生した。 企業が大きくなるにつれ東京,大阪へと本社を移転する中、地元企業の本社の誘致に成功したポーアイは、服飾や外食,音響会社という神戸を代表するファッション文化の担い手である企業の集合都市になった。 誕生の年には「ポートピア’81」というイベントも開催され、全国各地からの観光客で賑わっていた(そういえばこのイベントのテーマ曲を当時人気絶頂の”ゴダイゴ”が唄ってたっけ。) アジアのハブ港としての物流アクセスポイントと、文化発信地の両方のメリットを狙ってたワケだ。 それから四半世紀弱。 陸地との通路が橋一本しかないというデメリットが、あの「阪神大震災」で露呈され、観光客どころか地元の神戸っ子でさえ足を運ぶコトが少なくなった。 オマケに観光客目当ての施設も、今やその後に誕生した六甲アイランド,ハーバーランド(いずれも人工島または埋立地)に拡散され、次々とポーアイを離れていった。 (一時は日本を代表する企業となったスーパーが経営していた大型ディスカウントショップ,今年で閉園となる遊園地ポートピアランドe.t.c) 神戸のファッションを支えている企業人が出勤する横道を、大型トレーラーが列をなして通り過ぎていく。 なんかイビツな光景だな。 そのポーアイの南側に二期工事として新たに「神戸空港」が建設されつつある。 あえて空港建設の是非を議論するつもりはナイが、この空港が開港したとして起死回生の展開となるのだろうか? 地元市民として、この人工島と共に経済の地盤沈下にならないコトを切に願う。 *稀有なヴォーカルスタイルでミュージシャンの間でも一目置かれているジョニミッチェルの1978年の作品。デビュー当初は”フォークシンガー”の肩書きで紹介された彼女だが、その後様々なミュージシャンとの交流から独自のスタイルを確立し、あらゆるジャンルのシンガーに多大な影響を与えている。 本作品では”ウエザーリポート”のメンバーやチャカカーン,果てはJ.D.サウザーやグレンフライという豪華なゲストミュージシャンを招き、ジャズテイストな楽曲からプリミティブなアフリカンサウンドまで、幅広い作品を創り出している。* お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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