テーマ:今日聴いた音楽(74244)
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「UNFORGETTABLE」 NATALIE COLE
先日"全員集合"世代であるボク達のコント界のリーダー,いかりや長介さんがお亡くなりになりましたね。 その数日後には、ボクにとってブラウン管の中の母親だった三ツ矢歌子さんが、そして今日のニュースではもう一人の"長さん",TVドラマ「太陽にほえろ」でお馴染みの下川辰平さんもお亡くなりになったとのこと。 病を患っている方が、春先の季節の変わり目に命を落とすというケースは、案外多いらしいですね。 ヒトの生死について身近に感じる今日この頃です。 昨日、友人の母親が突然死したとの連絡が入りました。 まだ死因ははっきりしていませんが、何の予兆もない上でのお別れということもあり、家族の方のお気持ちは計り知れないと思います。 ボクは10歳のときに実母を亡くしています。 それも4番目の兄弟の出産時での急死だっただけに、そのショックは耐えがたきものでした。 その後、父はボクたち家族の為に再婚し、継母との生活が長くなり 30年を過ぎた今では、その実母の面影は次第に薄れていきつつあります。 実母の死後しばらくはワイドショー等で芸能人の訃報での、家族の方のインタビューを見ていても 「いい大人が涙みせて、情けないなぁ。ボクなんか10歳で母親を亡くしたんだぞ。」 とヒネた見方をしていました。 その人と暮らした時間が長ければ長いほど、その悲しみの深さが増すコトを知ったのは、30代を過ぎてからのことでした。 同世代の友が結婚し,家庭を持つ姿を見守るうちに、「自分がもしものときに、残された家族はどんなに悲しんでくれるだろうか?」 そんな思いに、心が感じ取れる余裕が出来てきたからかも知れません。 生きているうちは互いにわがままを言い合ったりして、時には憎しみさえ感じるコトもあるけれど、その心の底辺には愛する気持ちがあるからこそ。 相手に分かって欲しいという思いがあるからこそ。 だからこそ突然のお別れが来た瞬間に、それらの気持ちがすべて精算されるのでしょうか。 「涙そうそう」を聴くたびに、無意識に瞳が潤んでくるのはそのせいかも知れません。 昨日ケンカしたあの人とも、心のわだかまりを捨てて迎えたい今日の気分です。 *「ナット・キング・コールの娘」というよりも、一人のジャズ・ボーカリストとして成長したナタリー・コールの1991年の作品。父のレパートリーである各曲を、気負うコトなく彼女流のヴォーカルで聴かせてくれる上質のジャズ・ヴォーカル・アルバムである。プロデュースはG.ベンソンとの共作でお馴染みのトミー・リピューマ,都会的なサウンド作りの名人D.フォスター,そしてアンドレ・フィッシャーの3人が分担。エンディング曲「アンフォゲッタブル」では、デジタル技術を駆使しての親子共演を実現している。 「UNFORGETTABLE」 by NATALIE COLE 1.君を想いて THE VERY THOUGHT OF YOU 2.ペイパー・ムーン PAPER MOON 3.ルート66 ROUTE 66 4.モナ・リザ MONA LISA 5.ラヴ L-O-V-E 6.ジス・キャン・ビー・ラヴ THIS CAN’T BE LOVE 7.スマイル SMILE 8.ラッシュ・ライフ LUSH LIFE 9.ザット・サンディ、ザット・サマー THAT SUNDAY THAT SUMMER 10.オレンジ色の空 ORANGE COLORED SKY11.メドレー:フォー・センチメンタル・リーズンス~テンダリー~枯葉 MEDLEY OF:FOR SENTIMENTAL REASONS~TENDERLY~AUTUMN LEAVES 12.ストレイトン・アップ・アンド・フライ・ライト STRAIGHTEN UP AND FLY RIGHT 13.アヴァロン AVALON 14.ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニモア DON’T GET AROUND MUCH ANYMOR 15.トゥー・ヤング TOO YOUNG 16.ネイチャー・ボーイ NATURE BOY 17.ダーリン・ジェ・ヴー・ゼイム・ボークー DARLING JE VOUS AIME BEAUCOUP 18.オールモスト・ライク・ビーイング・イン・ラヴ ALMOST LIKE BEING IN LOVE 19.ゾウ・スウェル THOU SWELL 20.ノン・ディメンティカー(忘れないで) NON DIMENTICAR 21.アンフォゲッタブル UNFORGETTABLE* お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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