テーマ:今日聴いた音楽(74245)
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![]() この夏の話題を独り占めにしたアテネ・オリンピックも終わり スポーツ界を賑やかせているのはプロ野球のストライキ問題という、深刻でネガティブな問題ですが そんな陰に隠れながらも、世界選手権で金メダルを獲得した若者を見つけました。 ![]() 稲垣正司(26歳) 彼は男子競技者の少ないバトントワリングの世界で、このたび25回目となる記念大会により、見事10連覇を成し遂げました。 6歳の頃、二つ年上の姉の習っていたクラブに一緒に入ったのがきっかけでした。 両親は野球やサッカーなどの球技も勧めたらしいのですが、「人と争うコトが苦手」という彼の性格からか、結局最後まで続いたのがバトンでした。 世界選手権では11歳から5年連続でジュニア部門優勝。 シニア部門に移ってからも、初年度こそ3位に甘んじたが その後の大会ではいずれも優勝し、昨年まで9連覇を成し遂げています。 大学を卒業してからはプロのトワラーとして、どこの企業や団体にも所属せず、フリーランスでトレーニングを続けていました。 その間,経済的にも苦しくて、一時は年収が60万ほどしかない時期もあり、親族の家に居候をしながらの毎日もあったそうです。 それでも自分の理想の演技を求めてコーチもいない中、たった一人で技術を磨いてきました。 そんな中で迎えた今回の日本での大会。 彼は金メダルの連覇よりも、今まで自分を支えてくれた人々の目の前で演技出来るコトが、何よりも嬉しいと語っていました。 そしてその演技時間を彩る曲として彼が選んだのが ジョシュ・グローバンの「YOU RAISE ME UP(私を高めてくれた人たちに)」 でした。 「自分はバトンとバトンを通じて出会ったたくさんの人に育ててもらったと思っています。 そんな皆さんへの感謝の気持ちを込めて、この曲を選びました。」 これからもバトントワリングの素晴らしさを広めるために 全国を飛び回るそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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