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テーマ:映画館で観た映画(8353)
カテゴリ:映画・劇
1996年アトランタ爆破事件の実話、らしい。
誤解される話は好きじゃないから 見たくないなと思ってたんだけど、 想像してたほどドロドロした世界ではなく、 必要以上に神経削られずに済んだ点は 良かったかもしれない。 ムカつくところはたくさんある。 何故こんなにバカばっかりなんだ? 権威に執着するリチャード・ジュエル。 彼の言動が不要な誤解を生む。 しゃべるなって言われたら、しゃべるなよ(-_-;) FBIは嘘の説明でサインさせようとしたり、 証拠作り出そうとしたり、 誘導尋問したり。 記者は根拠なく書き立てる。 野次馬記者たちは、大勢で四六時中リチャードの家に押しかけ、 意味があるとも思えない質問を投げかける。 テレビでは記事をそのまま取り上げる。 弁護士の言動も、言葉尻取られて不利に働くんじゃないかと気が気じゃない。 写真を撮る親子 FBIの録音 伏線じゃないのか。 それとも回収したことに私が気づいてないだけなのか。 殺人事件多発ドラマに慣れちゃダメなのかな。 全てに意味がある気がしちゃって。 リチャードがリュックを不審物(=爆弾)だと気づいた理由がよくわからなかった。 たしかに彼は気の付く人物だった。 (使う本人が気づかない備品補充って意味ねぇ・・・。そして、スニッカーズは備品ではない。) 不審だと感じたものをルール通りに対処しただけなんだろう とは思う。 リチャードが本当にやってないかは外側からは判断できない。 真犯人が自白したとしても、その人が本当にやったかやってないかなんて 判断できない。 私が「やってない」と断言できるのは自分のことだけだ。 だから、 どんなに世間がバッシングしていても 安易に乗っかってはならない。 ネット記事の印象と、 実際に本人がしゃべっている映像を前後の流れで見た場合 全然違うじゃん、と思うことはよくあって。 なるべく元の情報で判断しないとな、と思う。 この事件で最初に記事にした記者は 「彼はやってない」って思い直したわけだけど、 そのあと、訂正記事は出すんだろうか。 訂正したからといって、どれだけの人が読むだろう。 どれだけの人のイメージを戻すことができるだろう? 一度壊してしまった誰かの日常、 冤罪だったら、誰がどうやって責任を取るんだろう。 誰がどうやって取り戻すんだろう。 壊すのは簡単で。 誰も元には戻せない。 すっきりとした勝利も、華麗な反撃もない。 それが、苦しくて悔しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年02月24日 00時16分32秒
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