なまずのつぶやき

とちの木病院での手術２週間後から独協医大病院で、

骨折に伴う右上腕のトウコツ神経麻痺の症状を診ていただいていたが、

骨折後４ヵ月を経過しても全く変化が見られないため、

神経の状態を診て、適切な治療を受けるため、過日同病院で手術を受けた。

５時間にわたる手術の結果、幸い神経の断裂はなく、

骨折部の癒着が酷いため時間を要したものの、神経剥離術が無事施された。

創傷は肘から肩の下にかけて１５cm程か。




８時２０分過ぎ、病室から手術室へ歩いて向う。

入り口でストレッチャーに乗る。

手術室は入室する患者やそれを受け入れるスタッフでアメ横並？のにぎやかさだ。

渋滞のため少し待たされる。

手術を受ける部屋に入ると、手術担当看護師や麻酔科医師が出迎える。

先方は自己紹介するも、名刺交換もないので、聞き流すのみ。

「何回でいきますか？」とか、「３回で」とかの会話が聞こえる。

「大きく深呼吸を８回？してください」といわれ、

４回したら病室に戻るまで意識はなくなった。

１４時ごろ病室に戻る。

手術後の痛みは、ブロック注射のお陰か、全くない。

ただ、腹と腰が痛くて寝ているのが辛い。手術した右手は釣り上げられて固定されている。

翌朝８時までほとんど寝られず、ひたすら耐える。辛くて、ながぁーい。

パニックに陥らないよう、大きな呼吸をくりかえし、気を鎮める。

早く暗くなって、早く明るくならないかな、と願う。

朝を迎えるころになると、少し楽になってきた。

朝食も普通食が出されたが、「入れば出るが世の習い」、

歩いてトイレに行ける状態ではないので、食欲はあるものの、回避。

やっと１０時ごろには看護師の介護を受けながらトイレに行けるようになる。

これで、４食を抜いて空っぽの胃袋に、心置きなく補給食を放り込むことができる。

まもなく出された昼の給食を完食して、院内のスターバックスに直行。

カプチーノ片手に温めたフィローネ ハム＆マリボーチーズにむしゃぶりつく。満足・満腹。

私の胃袋はどんな状況でも受け入れＯＫのようだ。

シカーシ、いきなりのスタバ攻撃には、若干腸の方が面食らったようだった。

それにしても、ラーメン大盛食いてー！


術後３日目には退院した。


この施術により、神経が修復しやすくなるということだが、

今のところ、手首は相変わらず全く動かず、重力に従い垂れ下がるのみ。

痛みや痺れ感など手・腕の感覚にも変化は見られない。

医師によれば、快復に要する期間、快復するか否かは、

神経の受けたダメージがどの程度なのか、外観からでは判らないため、

確答できないとのことだった。

一般論では、神経は１日１mmずつ修復していくと言われているそうだから、

神経の修復が手首に達するまで、経過する日日をひたすら指折り数えるのみだ。

一応やるべきことはやった。あとは必ず治してやるという強い意志をもち、

辛いリハビリに励むつもりだ。

そして、右手で箸を持ち、辺りに汁をまき散らしながら、

大盛ラーメンをガッツリと食べれることを夢見て。

あぁーラーメン食いてぇー！