励まされている
週3回のリハビリを受けている。辛いリハビリにいこうとするモチベーションを持続することは、なかなか難しい。それができているのは、患者に寄り添い、ある時は優しく励まし、ある時は苦しく辛い運動を強いるが、与えられたメニューができたとき、自分ができたかのように一緒に喜んでくれる理学療法士の先生の存在がもちろん大きい。しかし、それと同じように大きな存在がある。リハビリ室に通う様々な障害を持った人達だ。義足をつけ懸命に歩行訓練をする人、脳溢血によるものか手足が硬直してロボットのような動きになってしまう人など。日ごとに快復していつの間にか見かけなくなってしまう人もいるけど、何カ月も容体に変化が見られない人も多い。そんな状態の中、懸命にリハビリに励んでいる姿を見ていると、自分自身も頑張らなくてはと、背を押される思いを強くする。40日あまりの入院生活を終え退院する時、同室の人から励まされたことがあった。「退院してもリハビリ頑張れよ。これからまだまだいいことが待ってんだからね」と。その人は、片方をひざ上から切断され、腕も片方肘上から失っている。そんな身体で毎日ベッドの上で、一人黙々と枕をおもりにして残された手足の筋力トレーニングをしていた。負けてらんねー、がんばるぞ。I,ll be back!