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地図のお話

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びらっち

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2006年08月14日
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カテゴリ:山の雑談
昨日、妻と2人で、
丹沢の中津川・二十才女(ハタチガ)沢へ行ってきました。

妻は沢に入るのが6~7年ぶりなので、
ナメと小滝主体の簡単なところ、かつ、
私が行ったことのない丹沢の沢、という条件で探したのですが、
山溪の「丹沢の谷110ルート」では見つからず、
HP「マシラの部屋」さんで探し当てたのがこの二十才女沢です。

さて、沢そのものは渓相もよく、
登攀箇所もいくつかあって予想通りに楽しめたのですが、
予想外の難敵がいて、苦しめられました。

いえ、ちょっとは予想してました。
丹沢北面の夏といえば、ヒル。
前夜は札掛近くの河原でテントを張ったのですが、
私と妻がそれぞれ1ヶ所づつやられました。
それでも、「やっぱり、いるな」という程度だったのです。

ところが、二十才女沢に入ってみると、
ワンサカ、ゾロゾロと、あの独特の尺取り動きで足を登ってくる!
いったい、どのタイミングでどうやってシューズに吸着するのか!
あわてて振り払い、5分ほど歩いて、ふと足に目をやると、
また数匹がエッホ、エッホ、ウンショ、ウンショと登攀している。
思わず、うぎゃっーと、声が出ます。妻は軽い悲鳴。
気の弱い女の人なら気絶ですね、きっと。

そうこうしているうちに、私が首をやられました。
肩にかけていたザイルを地面に置いたときに乗り移ったのですね。
この調子では、シューズの中はどうなっていることやら。
私は、「片足2匹までは覚悟だね、こりゃ」と、
ショックの前取りをしておきました。

さて、詰め上げた「鍋嵐(ナベワラシ)」から
二十才女沢出合までの下りは、
踏み跡ゼロ、やぶゼロ、分岐たくさんという、
地図読み講習会にぴったりの尾根でした。
しかし、気になるのはやはりシューズの中です。

午後1時、車道に帰還。イッツ、ショータイムです。
妻がまずスパッツを取ります。すると、ズボンのすそに3匹。
シューズのひもをほどくと、ひも編みに5匹、
シューズを脱ぐと、靴下に3匹。
片足だけでこれです。もちろん、そのたびに、絶叫!!!!!!。
これは片足2匹では済まない、
5匹、ひょっとすると10匹いくか、と観念しました。
そして、せーのっ、と靴下を脱ぎました。
えっ! 足は真っ白。ヒルはいないし、血も出ていない。
反対の足も同じ。そして私も。
???????。
アスファルトに放り出されたヒルたちは、
炎天に焼かれてすぐに縮んでしまいました。

帰りの車中では歓喜の会話が続きました。
しかし、完全に覚悟が出来ていただけに、
拍子抜けの感は否めませんでした。
ズボンの裾は目が細かいのだから仕方ないとしても、
靴下はごくふつうの編みです。
あの目地を突破できないとは、すこしだらしがないのではないか、
人など年に何人も通らないあの沢で幸運に恵まれながら、
それをものにできないで、よく今まで繁殖してきたものだと、
言いたい放題でした。
まあ、ほんとうに片足に10匹吸い付いていたら
しばらくは食欲が萎えたでしょうから、
軽口も、安堵の証しというわけです。

それにしても、ほうとうにどうして助かったのかなあ。
久しぶりの夫婦の沢旅に、気を回したのでしょうか。





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最終更新日  2006年08月14日 18時28分45秒
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