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かぽりんさん@ Re:また新潟?(03/13) ご心配いただいていたのですね。 ありが…
まちゅよん@ Re:また新潟?(03/13) 先日コメントを残したつもりが、残せてな…
白薔薇牡丹@ Re:また新潟?(03/13) お気使い、ありがとうございました。 …
まちゅよん@ Re:今年は無事に(01/02) こんにちは、なかなかコメントに伺えなく…
まちゅよん@ Re:今年は無事に(01/02) こんにちは、なかなかコメントに伺えなく…

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2005年09月24日
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カテゴリ:茶道日記
茶溜まりに螺鈿のようなきらめきをみせる赤楽のお茶碗。
二週間、あれこれ調べてようやくその正体にたどり着きました。
(ちょっとオーバー?)

「無鉛フリット」という赤楽の釉薬がその正体でした。
フリットとは硝子の粉砕物のことで、800℃前後で溶融し、結晶化しやすいのだそうです。

茶筅通しの際、湯を注ぎ、手なりに茶碗を傾けた時に私に見せてくれるあのきらめきは、「硝子の粉砕物」と「結晶化」と言う二つのキーワードで全て納得できます。

この「無鉛フリット」、いろいろ調べていくと、九谷焼技術センターで開発を進めている「無鉛赤絵具」も、無鉛フリットが関わっているようです。
ただ、技術屋さんの研究論文は難しくて、なかなか理解できません。

日本古来の「赤」を指す色名である、丹(に・たん)、鉛丹(えんたん)、赤丹(あかに)は、鉛が深く関わっています。
この丹を含む土に硫黄や硝石を加えて焼いてできる酸化鉛は、陶磁器の釉薬。
食器に鉛成分を使うことを避けるために、「無鉛フリット」が使われるのだと言うことは推察できました。

久々に日本の伝統色を確認すると、この赤楽は、丹により近い色相を持っていることにも気づきました。

お茶碗ひとつで随分勉強させてもらいました。
お茶は一生勉強させてくれそうです。

そして、縁あって私の元にやってきた、この丹色の楽茶碗に不思議な魅力を感じずにはいられません。







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Last updated  2005年09月24日 17時10分52秒
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