ちんぺいの、この指とまれ!

巨人のドラフト１位ルーキー、大田泰示内野手（１８）が７日、東京ドームで１軍の試合前練習に参加。原監督の前で２月の宮崎キャンプ以来、３カ月ぶりに成長した姿を披露した。

　とはいっても、１軍昇格を見据えたものではない。この日は右手中指腱鞘炎で登録を外れていた守護神クルーンが、復帰テストとして首脳陣の前でフリー打撃に登板することに。だが１６０キロの荒れ球で主力にケガをされてはたまらない。そこで大田ら若手野手が駆りだされたというわけだ。


　いいところを見せたい大田だったが、３打席とも凡退。ともあれ原監督にとっては、マンツーマンで熱血指導もした、神奈川・東海大相模高のかわいい後輩と久しぶりの再会だ。「調子はどうだ」と声をかけ、自らバットを握ってノックをしてやり、打撃練習も見守ったが、報道陣に評価を求められると「評論するに足らず。１軍に上がってきたら評論するよ」と無関心を装った。


　大田は今春のキャンプでは新人で最も注目を集め、マスコミから「辰徳２世」「開幕１軍」などと喧伝された。ところが１軍どころか２軍でもここまで３１試合で打率．１７２（規定打席以上では最下位）、２本塁打とプロの壁を痛感。守備でも８失策と、確かに現状では評論するに足らない。


　それだけに原監督は、練習から引き揚げる大田ら若手が報道陣に囲まれている様子に眉をひそめ、「お前ら、スイングしとけ！」と一喝。報道陣にも節度を求めた。


　２軍の選手はしゃべるヒマがあったら汗を流せ－。原監督の親心を肝に銘じれば大田の１軍昇格も遠くない。

周りにちやほやされるチームだけに、
勘違いしたまま去っていく選手は多いだろうな。。

 

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