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カテゴリ:US life
さてさて、 2日目の朝は、ホテルから徒歩10分の場所にある、有名なベーグルのお店、 H&Hで朝ごはん♪ 他のお店と食べ比べていないので、ここが格別おいしいのかどうかは分りませんが、確かに小麦粉のほのかな甘さや上に乗ってるpoppy seedsやその他もろもろ(オニオンとか)の素材の味がちゃんと生かされていて、おいしかったです。 ここはeat-inは出来ないので、買ったベーグルを持ってセントラルパークへ向かいました。湖のそばにあるベンチに座って、ベーグルを食べる。 彼はここのベーグルが気に入った様で(ちなみに彼のはシナモン&レーズン) 「また行こう~」と言っていた。 座っていると寒いので、「もう、行こう!!動いていないと寒い!!」と私がせかして、また観光バスのバス停に向かう。 ************************************* この日は、一番最初の日に出会ったドライバーのおっちゃんが教えてくれた、グラウンドゼロの向かいにあるcentury21というデパートに行くのがまず目的。かなりのお買い得品がわんさかあるとか。 ちょうどグラウンドゼロでバスが止まって、下車する。 私は、ここは観光気分で行くところじゃないと思っていて、あまり立ち寄りたくなかったけれど、目の前にバンと出されると、恐る恐る近づいて行った。 そこは思ったよりも綺麗に整備されていて、ただの工事現場にしか見えなかった。今では人が普通に行き来し、周りの建物も何もなかったかのように平然と立っている。 ここがそうなのかあ・・・と思ってみても、やっぱりここで、あんな悲劇が起こったのは想像できなかった。余りにも、何もかもが普通だったから。 でも、ここで沢山の人が、混乱の中で泣き喚いて、命を落としたんだな・・ それからこの出来事をきっかけにまた新たに戦争が起こって、人が死んで・・ そう思うと、その場所に立ってる自分がすごく不思議だった。 悲しんで涙するべき場所なのかな、とも思ったけど、テレビで見たあの映画のようなクラッシュシーンしか知らない私は、その柵で囲われた工事現場をみても、全然実感が湧かなかった。 シャトルのおっちゃんは言ってた。 「あの日から、ニューヨーカーは皆、自分は今日死ぬんじゃないかって、恐れてるよ。一時はみんなparanoidみたいで、正気じゃなかった。自分がいつ死ぬかなんて、誰にもコントロールできる事じゃないのにね。今までは考えもしなかったことが、急にリアルになってみんなfreaked outしてるんだ。」 NYは活気が満ちていて、人はみんな忙しそうに歩いてる。 エンターテイメントで溢れていて、人を楽しませる物がなんでも揃ってる。慌しさでいっぱいだから、人の悲しみなんて覆い隠してしまって、何も見えない。 でも、どこかニューヨーカーはいつも悲しいのかな? 喧騒から逃れて家に帰ると、その自分の恐れと向かい合わなければならなくなる。そして怯える。 そんなニューヨーカーが本当に沢山いるとしたら、NYは悲しい街だな、と思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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