L-カルニチン

細胞の中の脂肪の代謝に必要なアミノ酸

脂肪はミトコンドリアによって燃やされ、細胞のエネルギーになる
ミトコンドリアは膜に囲まれており、脂肪がその膜を通過するのにカルニチンが必要

体の脂肪燃焼力を高める効果があり、脂肪分解時に生まれた血液中の老廃物を洗浄し
脂肪や分解・排出する肝臓の力が向上する。

命をひき延ばしてくれる強い力を持った物質

心臓や脳、骨格筋に存在するビタミンに似た栄養素で
主な働きは、細胞の内側へ浸透して細胞の活力源であるミトコンドリアに脂肪酸を運び
心臓や骨格筋に活力を与えることで、強くしなやかな肉体をつくる。

Lカルニチン値は筋肉　とくに心臓で高い
しかし動脈硬化の患者の場合には非常に低い。

Lカルニチンは骨格と心筋の細胞にエネルギーを与える。

心臓病の治療を助け、狭心症の発作を減らし、低血糖症の症状を抑える助けになり
糖尿病、肝臓病、腎臓病の患者のためにもなる。

いくつかの研究から、このサプリメントを摂取している心臓病患者は
長時間激しい運動を行っても胸に痛みを感じないことが分かっている

悪玉コレステロール（LDL）を下げ、善玉コレステロールHDLの値を上げる働きもある。

イタリアでは、不妊症の男性にLカルニチンを与えたところ
精子の活動が盛んになったと報告されている

アルツハイマー病や老化の症状を予防し、改善するサプリメントとしても普及しつつある。
試験管テストや動物実験では、フリーラジカルによる脳のダメージ
（アルツハイマー病患者の脳に見られるダメージ）を改善することが分かった。

イタリアの研究の場合は、一般的な精神判断テストでアルツハイマー病と診断された
患者の痴呆率をLカルニチンのサプリメントが遅らせることが分かっている。

カルニチンが不足すると、疲労や筋肉衰弱、心臓病、血液の酸性化
血中トリセグリド（脂肪）レベルの上昇、脳の退化を引き起こす。

体は他のアミノ酸（リジンとメチオニン）からカルニチンをつくるので必須とは考えられないが
その生産は低いことが多い（とくに疾患症状の時には）

カルニチンを生成するには、ビタミンB6とナイアシン、鉄、ビタミンCが必要

効能
・心臓病患者の酸素利用率を高める働きをする
・運動効率を高め、体を強化する
・アルツハイマー病を予防し、その進行を遅らせる

肉と乳製品が主なL－カルニチン源

用法・用量
食事の30分前か、2時間後に　250～500mgを1日に3錠まで

アセチル化されたものは、吸収されやすい

注意
DあるいはDLカルニチンには毒性がありうるので、Lカルニチンのみを摂るようにしてください。
心臓に問題がある場合　医師に相談してから摂るようにしてください。

機敏さと注意力を高めるカルニチンの効果が、人によっては不眠症の原因になることもある。

※自分や家族の飲むサプリの覚書きです。
気になる点や　覚えておきたい点だけまとめています。　
記載間違いもあるかも知れませんし、詳しいことは、本などで確認ください。

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