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吟遊映人 【創作室 Y】

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2008.09.26
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「おじさんの仕事は何? 正直に言って。」
「駆除の仕事だ。」
「駆除? シロアリとか?」
「フフフ・・・そうじゃない。契約して抹殺を請け負う。ターゲットは・・・“進行の妨げ”になるもの。」

生きることに対して真摯に向き合う者には、どれほど高いハードルさえも乗り越えることができる。
・・・と、そこまで明確なテーマがあるとは思えないが、出演している顔ぶれによって、作品はどんなふうにも形を変えることができるから不思議だ。
ややもすればB級になりがちなストーリーテラーも、しっかりとした役者の巧みな演技力と、かもし出すムードで、格調高いものへと変革を遂げる。

母をガンで亡くしたクリスは、現実から逃れたい一心で出来心から大麻を吸引。
父親であり体育教師でもあるレイは、ギクシャクした親子関係の溝を埋めるためにクリスをキャンプに誘う。
ところがキャンプ先の森で、川を流れて来る二人の男を発見。
一人は警官で、もう一人は手錠をかけた犯罪者だった。
正義感からレイは二人を救い出したものの、警官は絶命。
犯罪者のカーデンを警官に代わって連行するのだった。

父親が息子の深い哀しみを受け留め、前向きに生きようとする姿勢。
そして、プロの殺し屋であるカーデンが依頼を忠実に成し遂げていく姿勢。
二つのベクトルは正反対を向いてはいるものの、そこには人間存在のはっきりとした意味が隠されている。
息子を育て上げる使命感と、標的を倒す使命感。
相反する作用のようで、実は、同一の意識にも感じられるのだ。
この作品をそこまでに格調高いサスペンスへと押し上げたのは、モーガン・フリーマンとジョン・キューザックの成熟した演技力に他ならない。
いつの間にかヒューマンドラマを観ているような気分にさせられたのは、自分だけだろうか?

2006年公開
【監督】ブルース・ベレスフォード
【出演】モーガン・フリーマン、ジョン・キューザック

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2008.09.26 06:42:04
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