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吟遊映人 【創作室 Y】

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2008.10.18
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「記者会見の準備を。」
「待って下さい。閲覧者を増やすだけです。」
「じゃあどうしろと?」
「国家安全保障局の(スーパー)コンピュータを使えれば・・・。」
「被害者をほっておけるか! 何もせず彼が死んだらどうなる?」
「(いいえ)何かして死が早まるよりは(マシです)。」

FBI捜査官と知能犯との攻防という図は、これまでもいくつか映画化され、それなりにヒットした。
その最高峰と言って良いのが「羊たちの沈黙」であろう。
1990年に大ヒットしたこの作品の右に倣えとばかりに、様々なサスペンス・サイコキラー映画が生まれ、そして消えていった。
「ブラックサイト」は現代を意識し、後を絶たないネット犯罪をテーマにしている。
「羊たちの沈黙」のレクター博士のような魅力的な犯人像は見受けられないが、「ブラックサイト」では逆に前途ある二十歳の孤独な若者という設定がおもしろい。
社会問題となっている犯罪の低年齢化に対する警鐘とも受け取れるのだ。

オレゴン州ポートランドのとある競技場の駐車場にて、男が誘拐された。
残忍な殺人シーンを中継するウェブサイト“Kill with me”上で、男が薬物投与によって失血し、絶命するまでが公開される。
ネット犯罪を専門とするFBI捜査官のジェニファーは、必死に手掛かりを探るものの、知能犯である犯人の巧妙な手口に手も足も出ない。
そんな中、第二の事件が起きてしまうのだった。

美人で聡明な女性捜査官ジェニファー役をダイアン・レインが好演。
家庭と仕事を両立しながらも、夜勤で疲労の蓄積した感を出しているのはお見事。
演技とは思えないほどに“仕事と闘う女”の精神的なやつれとか肉体的な衰えを表現していたように思える。
本作はパソコンの普及に伴って問題となっている匿名性の危険や興味本意の閲覧、他人のプライバシーを覗き見る悪質な犯罪者になり得る我々への倫理観を問うているのかもしれない。

2008年公開
【監督】グレゴリー・ホブリット
【出演】ダイアン・レイン

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2008.10.18 05:23:32
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