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吟遊映人 【創作室 Y】

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2008.12.21
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カテゴリ:映画/アニメ
「なんかわたしたちってほんとによく似てると思いません?」
「いよっ! じつはおいらも今気が合うなぁって。」
「そうだ、どうです? 今度天気のいい日にいっしょお食事でも。」
「いいっすねぇ。ひどいあらしで最悪のよるかと思ったけどいい友達に出会えて、こいつは最高のよるかもしんねぇっす。」

異なる種族の禁断の友情。
この物語を吟遊映人は、崇高なる愛の物語だと受け止めた。
もともとは児童文学の類で、教科書にも掲載されており、あるいは太宰治の形を変えた「走れメロス」的な友情謳歌の作品であったかもしれないが。
このマイノリティーに生きる2匹の異種、性別を超えた究極の愛は、胸を熱くせずにはいられない。
お互いの愛を信じ、仲間を捨て、故郷を捨て、もう失うものなど何もない状況となって“ずっといっしょにいたい”と切望するのだ。
これは正しく、“愛”と呼ぶにふさわしい。

突然の嵐に見舞われたヤギのメイは、友だちとはぐれて山小屋に避難する。
一方、オオカミのガブも、同じ山小屋に避難して来る。
暗闇の中、風邪ぎみで鼻の効かない2匹は、お互いの正体を知るよしもなく、仲良くおしゃべりに興じる。
2匹は意気投合し、天気の良い日にピクニックへ出かける約束をする。
お互いの正体を知らないので、「あらしのよるに」を合い言葉に再び会うことにしたのだ。

年末はたまの家族サービスと思ってどこかへ出かける予定でも立てている世の殿方、そんな時こそ家でのんびりDVD鑑賞をおすすめしたい。
とりわけ「あらしのよるに」は子どもから大人まで楽しめるアニメ映画なので、家族サービスには持って来いなのだ。
各人がどんな感想を持つのかも興味深い。
「映像がキレイだった」「メイがカワイかった」「2匹の友情に感動した」etc.
“喰うもの”“喰われるもの”“追うもの”“追われるもの”・・・弱肉強食の社会だからこそこういうファンタジックな世界観に共鳴してしまうのかもしれない。
あなたは「あらしのよるに」を鑑賞することで、少数派に対する意識を改めるきっかけを与えられるだろう。

2005年公開
【監督】杉井ギサブロー
【声の出演】中村獅童(ガブ)、成宮寛貴(メイ)

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2008.12.21 06:51:54
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