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先日、このページの商品スクロールの表示がおかしくなっている事に気付いたのですが、忙しくて直している暇がありません。
恐らくは「楽天」さんの方で使えるHTMLタグに制限を付与(ふよ)したか使用不可にしたものがあり、それが原因でこのような事態となってしまったものと思われるのですが、どのタグにどのような制限をしたのかがまるで分からず、修復に手間取っています。 苦心して作り上げたのに、そしてただでさえ忙しくて更新するのも約1週間ぶりだと言うのに、本当に迷惑な話です。 とまあ、いくら愚痴(ぐち)ってみても何も状況は変わりませんので、ここらで映画批評をはじめたいと思います。 本日の映画は、大人の恋愛映画である「チョコレート」です。 まずはストーリーです。 アメリカ・ジョージア州のディープサウス。州立刑務所で死刑囚棟のグループ・リーダーを務めるハンク・グロトウスキ(ビリー・ボブ・ソーントン)は、今は退職した父親のバック(ピーター・ボイル)、そして息子のソニー(ヒース・レジャー)と親子3代に渡り同じ刑務所での看守の仕事に就いていました。そして11年間服役した黒人死刑囚ローレンス・マスグローヴ(ショーン・コムズ)が処刑される日、ハンクとソニーは死刑を執行しようとするのですが、最近看守になったばかりのソニーは任務を満足にこなせず、処刑後にハンクは息子の不甲斐なさを厳しく責め立てます。ところがその翌日、ソニーはハンクの目の前で自ら命を絶ってしまい、悲しみと自責の念に打ちひしがれたハンクは、父親の反対を振り切って長年務めていた刑務所を退職してしまい………、と言った感じです。 この映画は白人男性と黒人女性の愛を描いた物語なのですが、単なるラブストーリーとは違い、人種差別という難しい問題をテーマに掲(かか)げた作品なのです。 愛に飢えた女性、レティシアを演じる主演のハル・ベリーは、この作品で黒人女優初のアカデミー賞主演女優賞を受賞し、名実共に大物女優の仲間入りを果たしたと言えるでしょう。 映画の内容としては、ラブストーリーにしては珍しく親しい人物が次々に死んでしまい、まるでサスペンス映画をも彷彿(ほうふつ)とさせるのですが、その事によって生じる残された者の心の変化を丁寧(ていねい)に描いており、ただ出会っただけでときめいて恋に落ちてしまうような、そんなチープな恋愛ものとは一味も二味も違います。 まあ、誰か親しい人物が亡くならなければ変わる事ができないと言うのは、「人」としてはいかがなものかとも思いますが、その心の葛藤(かっとう)や成長は素晴らしく、見ていて心温まるはずです。 もちろんチープな恋愛ものが好きな方にしてみれば物足りない内容かもしれませんが、相変わらず無口で渋い演技を見せるビリー・ボブ・ソーントンや、美しく見事なスタイルの裸体を披露してくれるハル・ベリーなど、たいへんに見所の多い映画ですので、恋愛映画がちょっと苦手な方でも少しは楽しめるのではないでしょうか。まあ無理にお勧めはしませんけどね。 監督 マーク・フォースター 制作年 2001年 制作国 アメリカ 上映時間 113分 ジャンル ドラマ/ロマンス 出演 ビリー・ボブ・ソーントン/ハリー・ベリー/ピーター・ボイル/ヒース・レジャー/ショーン・コムズ/モス・デフ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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