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un monde  写真と詩の世界

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2006.07.06
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カテゴリ:創作日記
今日は「ガラクタ少年」という短編集の中の
エレベーターという作品を紹介したい。

このお話は1人の少年の成長物語を通じて
人間の歴史や根源的な問題が記されている。

ここで描かれている世界では、エレベーターの1階、1階が、
一つの社会になっており、少年がエレベーターを下りながら
様々な社会を体験していく。

それぞれの階ごとに幾つかの「規則」が存在し、
人はその規則を守りながら生活していく。
その規則は「人と話してはいけない」であったり
「人を傷つけてはいけない」だったり、、、
たった一つの規則のせいで、それぞれの階に
存在する社会は大きく異なっている。

少年は下へ下へとくだり、最下階までたどり着くのだが、
そこには無人の空間が広がっていた。
結局、人は、自分自身の心の中に存在する
人を憎む気持ちや破壊的な衝動を抑えることができず、滅亡してしまったのだ。

この姿は何かに似ていないだろうか!?
そう、私たち、人間の姿に似ている。

私たち人間は社会生活を送るために規則を作り、遵守する。
だけれども、ルールが社会生活を守ってくれたりするわけではないのだ。

では、何が私たち人間の安全な暮らしを守り、
より繁栄をもたらすのだろうか、、、、そのこたえは、このお話の中にある。
テポドンが発射されるようなこの世の中で、是非あなたに読んでもらいたい作品だ。

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ガラクタ少年

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Last updated  2006.07.06 18:28:42
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