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2019.05.23
テーマ：最近読んだ本(734)
カテゴリ：読んだ本
『傑作はまだ』 瀬尾 まいこさん
 傑作はまだ [ 瀬尾まいこ ] 内容（「BOOK」データベースより） 「実の父親に言うのはおかしいけど、やっぱりはじめましてで、いいんだよね？」そこそこ売れている引きこもりの作家・加賀野の元へ、生まれてから一度も会ったことのない25歳の息子・智が突然訪ねてきた。月十万円の養育費を振込むと、息子の写真が一枚届く。それが唯一の関わりだった二人。真意を測りかね戸惑う加賀野だが、「しばらく住ませて」と言う智に押し切られ、初対面の息子と同居生活を送ることに―。孤独に慣れ切った世間知らずな父と、近所付き合いも完璧にこなす健やかすぎる息子、血のつながりしかない二人は家族になれるのか？その「答え」を知るとき、温かく優しい涙が溢れ出す。笑って泣ける父と子の再生の物語。 とても良かった･･･。 設定は明るいものではないのに、父と子が会ってからの変化、そして結末は優しく、爽やかな風が胸を吹き抜けました。 読んでから改めてタイトルを考えると･･･人生的な意味で傑作はこれから、ってことかな？ こういう、「世の中捨てたもんじゃない」と思えるようなお話は好きです。素敵でした。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2019.05.23 18:16:31
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