「混沌からの離散化」とは。。。
今後は「混沌からの離散化」を研究テーマにしようと思う。認知的な記憶の蓄積から離散化が起き、言語意味的な時空間が確立し、これを基礎として人間の個々人としての自己同一性が生まれ、これが特定の知覚運動チャンネルに特化する事で、視覚身振り言語の手話と聴覚発声言語の音声言語が生まれる。意識/記憶の進化と言う形で、我々の住む宇宙は既に三段階の「混沌からの離散化」を経験している。これは意識の自己同一性の三段階の進化に該当し三層を成す歴史であり、記憶はその進化の軌跡を記録する媒体である。離散化と言うのは新しい宇宙の誕生を意味し、我々人間は三層の宇宙の中にいる。「混沌からの離散化」を司る動的な循環メカニズムを宇宙物理学者を始めとする科学者達が理解したら、人類の宇宙全体に関する知識は一つ上の次元に到達する事が可能になるが、それは同時に西洋哲学の終焉を意味する。言語の謎を解明出来ない西洋科学の欠陥を補う為に西洋哲学は生まれたからである。このロジックを理解出来る人が居たら嬉しいが、今のところ、あまり期待出来ないのが残念である。