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テーマ:真空管アンプを作ろう!(894)
6AN5WA シングルアンプの詳細です。
今回のブログは、文字・数字が多く教科書ぽいです。 苦手な方はスルーしてください(笑) 6V6GT ロフチン・アンプの追試で製作する6AN5WA シングル・アンプは、およそ下記の動作条件にて動作させるのですが、手持ちの絶縁トランスを使った場合、どのくらいの電源電圧が得られるのか、電子負荷装置を使って確認してみます。 電子負荷装置に流す電流は、上記動作例の電流に前段半導体ドライブ回路の電流と、スクリーングリッド安定化回路の電流の和。 絶縁トランス整流後の電圧はDC156Vと、当初の目論見160V弱と合致します。 この電圧から、各部の電圧を最適に分配するのです。 出力段の6AN5WAは内部抵抗を下げる目的から、出力トランス2次からカソード負帰還(K-NFB)を掛けます。 これは、出品中の6V6GT ロフチン シングル・アンプと同じ方法。 K-NFB分がドライブ電圧と合わさるので、出力段のグリッド入力はその分増えます。 必要最小限のドライブ電圧は、ピーク トゥ ピーク(Vp-p)で10Vほどですので、十分な余裕をみて15V以上を確保します。 設計では、初段トランジスタのドレイン電圧を、16Vにしました。 この電圧ですと、6AN5WAの実効プレート電圧は、出力トランス1次のロスやチョークコイルのロス分を考慮すると128V。 細かい?^^; 使用する出力トランスの1次インピーダンスが3kΩなので、Epを少し高めにするのです。 これで1.5Wは捻り出せるかな? 更に内部抵抗を下げるため、P-G帰還とオーバーオールの負帰還をそれぞれ6dBほど掛けます。 これでダンピングファクタ(DF)は、5を確保できるんじゃないでしょうか。 回路は出品中の6V6GT アンプと同じ構成ですので、公開はカンベン願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 25, 2015 08:02:21 PM
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