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テーマ:真空管アンプを作ろう!(894)
ECL84 真空管式アンプの音質調整は、いよいよ最終局面である。
今日はカップリングコンデンサがテーマ。 低域の量感が、若干ではあるが物足りないかな、という不満がある。 筋肉質で非常に引き締まった低音を出すからかもしれない。 現状では、ERO MKT1913 0.15uFが搭載されている。 そこでCross Cap 0.33uFをパラってみると・・。 低域の量感がだいぶ改善されたけど、ややドンシャリな音に。 0.1uFくらいのCross Capが良いのかもしれない。 手持ちには0.33uFしかないので、今回は却下。 そんなに悪くないので、将来の課題に残しておこう。 ![]() 続いて、超貴重なヴィンテージのERO KP1832 0.056uF 1.5kVをパラ。 高域がより自然に高いほうへ伸び、分解能もやや向上。 しかし、容量が小さいせいか低域の量感upには寄与せず。 それ以前に、デカくて実装上の問題がある。 底板が閉まらないのだ(笑) しかも、MKT1813が小さすぎて、それのリードに負担が掛かり過ぎ。 これも却下だけど、KP1832の実力を垣間見ることができたので、収穫はあった。 最後は単純に、容量up。 同じコンデンサをパラってみた。 やはりという結果で、低域の量感が向上。 これが一番無難なので決定。 将来の課題として、より細かい音の出るヴィンテージのERO MKT1813を 仕入れて実装するか。 その容量は、0.2~0.3uFが狙い目だろう。 Cross Cap 0.1uFを新たに仕入れ、パラった場合の結果も確認したい。 他の部品とグレードがアンバランスとなるが、 ASC X363 0.33uFが非常に気になる。 これよりも小容量のを、ECL84 シングル・パワーアンプの チョークインプット方式電源で採用し、好結果を得たんだよね。 その時の出力トランスは、春日無線のKA-5730。 +B電源整流部には、最初から転流防止のセラコンを実装してあるし、 パスコンも投入済みなので、これで出品としよう! 後ほど、電気的特性を公表。 ラクマSHOP Bacchus Antiquesに出品中です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 6, 2021 06:08:52 AM
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