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テーマ:暮らしを楽しむ(388605)
カテゴリ:登山・ハイキング・さんぽ
高速夜行バスは予定よりもやや早い、7:10に蔵王温泉BTに到着。 この時間から登山開始できるのはオイシイのだが、乗客は拙のみ。 バスターミナル(BT)とあるから、都会の大きなターミナルを連想しがちだが、 実際は寂しいもんである。 この時間ではお店は閉まっているし、トイレくらいしか利用できない。 幸いなことに、すぐ近くにコンビニがあり、そこでアーモンドチョコ購入。 上の台付近の神社で、登山の安全を祈願しよう。 神社の北側に、ゲレンデが広がる。 ゲレンデを登るのって、けっこうキツい💦 なかなかの急登だよ。 振り返って蔵王温泉街。 蔵王スカイケーブル山頂付近の、赤破線ルート分岐。 この子は桜ぽいけど。 ここにも社と有難いことに水場。 お参りして水を頂こう。 山と高原地図 2023年版には水場の記載は無い。 ひょっとしたら飲用不適?? 拙はガブ飲みして下痢ってないから、多分飲んで大丈夫。 飲む飲まないは自己責任で! 程なくしてドッコ沼。 エメラルドグリーンが神秘的だ。 湖畔からは、これから向かう地蔵山と、遥か向こうに熊野岳? 地図とコンパスで確認しとけばよかった。 再びゲレンデに。 その奥に鳥兜山があり、地形図からして恐らく好展望が期待できる。 山と高原の地図に絶景マークは無いが、行ってみる価値はありそうだ。 舗装道とオサラバできるしね。 樹林の中を登ると、待ってましたご褒美展望♪ 空気が澄んでいれば、月山や飯豊連峰が見られる! 読図が出来るようになるとこうして穴場を発掘できるから、 是非とも紙の地図はマスターしたい。 遥か彼方に熊野岳。 蔵王温泉街を再び。 だいぶ高度を上げたね。 ここは道が整備されており、登山客よりも観光客が多い。 さて、寄る場所は多いから先を急ごう! 途中の紅葉峠。 少し進むと三郎岳、五郎岳への分岐。 今回は三郎岳のみ踏むので、道標の通りに。 舗装道歩きにウンザリしてるトコだから、渡りに船だ。 ここが三郎岳への分岐。 途中は登山を満喫できる雰囲気に(^^♪ こーゆの堪らんね☺ クマ公対策に、時折りホイッスルを吹く。 三郎岳と思われるピーク。 山頂標識は・・、残念ながら見当たらないなぁ。 残念ながら展望はない。 一旦下り、次の目的地の片貝沼を目指そう。 森林浴のできる、気持ちの良いルート。 こっ、これはクマ公の仕業!! 真新しい傷だぞ。 サバイバルナイフを握りしめ、 藪や登山道の曲がる手前で、ホイッスルを吹きながら進む。 クマ公、襲ってきたらタダじゃ済まさねーぞ!! こんな拙、ハイカーが見たらビビるだろーな(;'∀') 片貝沼が右手に出現。 こちらもエメラルドグリーンだね。 片貝沼は周回コースとなっており、 北側のルートならより近くまで行けそうだ。 今回は先を急ぐのでそのルートはパス。 片貝沼からすぐ、トニー・ザイラーの碑。 彼は、1956年にコルティナダンペッツォで開催された冬季五輪で、 史上初のアルペンスキー三冠王の偉業を成し遂げた。 引退後は俳優となり、1960年公開の日本映画「銀嶺の王者」では、 撮影のために蔵王スキー場に滞在。 スノーモンスターの間を華麗に滑走するシーンが撮影された。 登山前にこうしてネタを仕入れておくと、より山行が楽しめよう。 その碑の近くに、地蔵山への分岐があるのだが・・。 最初は上の写真の道標通り進み、リフト横の登山道に入ると予想。 ところが山腹をトラバース気味に北東へ進むではないか。 明らかにコースを外れていると解り、元の場所へ。 先の道標から100mほど西に、地蔵山直登の文字のある別の道標発見。 こちらが目的のルートの様だ。 この樹の方向へと進む。 分かりにくいね。 ゲレンデ上のやや急登。 ザックが普段よりも重いのと、しかも暑い💦 リフト山頂駅でザックを下ろし、一息入れよう。 ここからの眺めもなかなかだ♪ もっと空気が澄んでいれば、飯豊連峰が見られるだろうね。 その少し上を、蔵王ロープウェイ山頂線が通る。 コンビニで購入の、アーモンドチョコを頂こう。 5分弱休憩し、登山再開だ。 程なくして、地蔵山頂駅に到着。 登山計画では9:40に地蔵山到着だから、1時間近くの遅れだ。 今回もコースタイムを削り過ぎ(;^_^A 山頂駅で用を足し、気分をスッキリさせよう。 ガイドにもよく載っている、お地蔵様。 再び登山の安全を祈願しよう。 山頂駅から直ぐ、地蔵山への直登コースと巻き道がある。 ロープウェイから来た人は皆、巻き道を通るね。 拙は地蔵山が目的地の一つなので、直登を。 直登と言えど、登山道は整備され過ぎで歩きやすいよ。 そうして10:41地蔵山に到着。 森林限界を超えてるので、展望が開け素晴らしい眺めだ♪ 熊野岳がだいぶ目前に。 こちらは山形市街方面?? 記憶が怪しい。 さぁ、熊野岳を目指すよ。 登山道は歩きやすいが、浮石には気を付けよう。 地蔵山からでも、熊野岳の神社と避難小屋が肉眼でも確認できる。 ズームで。 中央に神社と、左の肩に避難小屋。 振り返って地蔵山。 奇麗な稜線だなぁ(^^♪ 所々に雪渓があるね。 おっ、この子はイワカガミ。 熊野岳への直登と巻き道との分岐。 拙は直登。 この子はミネズオウ。 Googleの画像検索で知ったよ。 山頂へはペンキマークがある。 ガスるとルートを見失いそうだ。 高山植物を踏まぬよう、岩伝いに登っていく。 拙はストック使わないのだが、それで高山植物を傷つけないよう登るべし。 今日のルートで一番難易度が高い。 振り返って地蔵山方面。 そのずっと向こうから縦走して来たんだよね。 山頂は近いぞ! 手前に避難小屋だ。 山と高原地図の蔵王拡大図には載ってないよ。 どれどれ、中は・・。 割と小奇麗だね。 ちっこいので、10人泊まるのは無理っぽそう。 山頂の雰囲気をパチリ☆ そしてブログ冒頭の、山頂に到達!(^^)! ただ今11:39か、予定より1時間20分も遅い。 コース外れに寄り道、ザック重量が普段の2倍弱とが重なり、 かなりのオーバーだ。 アルプス縦走では致命的だな・・。 次回の課題として解決しないと。 これらを想定し、今回は避難小屋にお昼頃に着くように計画を立て、 正解だと実感。 時間に余裕が無いと、その後の登山では心の持ちようにだいぶ差が出る。 焦るあまり、滑落や転倒などの事故も生じやすい。 この辺りの時間配分は、登山をこなしていないと出来ないね。 初めてのチャレンジは、是非とも難易度の中くらいまでの山で! 気を取り直し、斎藤茂吉の歌碑だ。 『陸奥をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中に立つ』とある。 蔵王の雄大さ、東北の名峰を感じさせる歌だね。 1934年の建立だから、時の流れを感じるよ。 社があるのでお参りしよう。 さて、どこでお昼にしようか。 良い場所は既に陣取られている。 毎度ケツの痛む岩に腰掛け、 飯豊連峰や吾妻連峰方面を眺めながらのお昼にしようじゃないか。 湿度が高いせいか、それらの連峰は霞の向こう。 今日のお昼はちっこいカレーパン3個、おやつにお饅頭3個。 アーモンドチョコを頂いての昼食だからか、まずまずの満腹感だ。 さぁ、今日の泊地である刈田岳避難小屋を目指そう!! 熊野岳バイバイ(^^)/~~~ 次回は北蔵王縦走登山で再開するよ。 修験の山を彷彿とさせる道標。 お釜と熊野岳避難小屋との分岐。 道迷い防止だろうか、木のポールが立っている。 分岐点を越し、右手に刈田岳、更に奥に屏風岳。 熊野岳避難小屋だ。 毎度の小屋チェックだべ。 ここも小奇麗だ♪ ストーブまであるぞ。 冬季にここ利用するなら、灯油を持参しよう。 避難小屋を後にし、お釜の雰囲気を感じる。 お釜とご対面だ(^^♪ 右手には刈田岳。 右には馬の背のなだらかな稜線だ。 お釜をズームで。 こちらもエメラルドグリーンだね。 飛行機雲と熊野岳避難小屋。 馬の背はハイキングコース。 軽装なハイカーが多数の、観光地化してしまっている。 お釜を再びズーム。 熊野岳避難小屋があんなにちっこく。 刈田岳へは気持ちの良い稜線歩きだよ♪ またまたお釜。 火山はダイナミックな景色を与えてくれる。 馬の背には雪渓が。 刈田岳はもうすぐだ! お釜はそろそろ見納めか。 刈田岳すぐ西の、山頂レストハウスに到着。 12:53だ。 ここで涼みながら、コーラを頂くべ。 ザックを下ろす感覚が、あ~最高!! 2Fにはお土産屋さんがあり、蔵王の山バッジ2種類購入。 トイレもあるから、溜まりに溜めたもの気持ち良く放出(笑) 泊地の避難小屋にはトイレが無いから、踏ん張ってでも出し切る! スッキリだべ♪ ザック重量を抑えたい人は、ここの食堂でランチを摂るのもアリだね。 再び刈田岳へ。 ここからでもお釜が見えるんだね。 刈田岳神社でも、山バッジは売っているよ。 ここでも1つ購入。 ¥350-の超良心的価格!! フォトジェニックだべ♪ 刈田岳避難小屋を目指そう。 要塞のような外観だね。 ある程度の大きさの火山弾直撃でも崩壊しないように、 頑丈に作られているのだろう。 翌朝目指す屏風岳方面。 こちらは仙台市街。 そうだ、刈田神社にお参りとお賽銭してないぞ! ここで一晩お世話になるんだ、山の神様に挨拶に行かなくては!! 再びお釜を。 今回お世話になる、刈田岳避難小屋の内部の様子。 梯子で上にも上がれるのだが、ちょっと汚い。 下で夜を明かそう。 今日の避難小屋で一番奇麗だが、空気が底冷えする感じ。 何組かのハイカーさんらが立ち寄るのだが、 ここで泊まるという拙に皆驚愕模様。 拙はここで夜明かしくらい、公園でテント泊くらいと思っている。 今宵は荒天でないし、この避難小屋で一夜明かせないなら、 精神的にもトレーニングがまだ不十分だろう。 夕食まで時間がある、暫し散策と地図の確認をしよう。 山と高原地図では、刈田岳避難小屋はもう少し下って、 舗装道の東の突き出た部分にあるのだ。 そこへ至る途中、藪漕ぎぽいぞ! あまり整備されてないな。 で、肝心のその場所なのだが、避難小屋は見当たらず。 山と高原は位置情報が違っているようだ。 先の避難小屋が、刈田岳避難小屋と断定していいだろう。 避難小屋付近に戻り、高山植物。 ハクサンチドリ?? ニガイチゴに似ているけど、樹高は30cmくらいと低い。 避難小屋に戻り、そろそろ煮込みうどんを調理しよう。 山菜と油揚げをたっぷり、七味もぶっかけ今晩の食事。 アッという間に頂き、お饅頭もこしらえてご馳走さまm(__)m 刈田岳避難小屋にはトイレが無い、先のレストハウスで済ませよう。 途中にある、ハイマツの赤ちゃん。 決して持ち帰らないように! 避難小屋はレストハウスにもある。 刈田岳避難小屋よりは、こちらを自治体は推奨している。 中は清掃が行き届いており、空気も温かい。 刈田岳の神社に戻り、夕暮れを臨む。 ニョキッと突き出る雲は、気流の複雑さを感じる。 蔵王に日が沈むよ。 お釜が闇に包まれつつある。 日はとうに沈み、避難小屋へ戻ろう。 19:30頃には、仙台市街は街の灯り。 20時の時点で就寝に着こうにも、この避難小屋は底冷えだ。 薄手のメリノウールインナーにウールのタートルネック、化繊の長袖シャツ、 エスケープビビをシュラフ代わりに寝込むも、マジ寒い。 マットは空気式のだが、それでも寒い。 ビビの上にレインジャケット被せるも、ほぼ意味なし状態。 エマージェンシーブランケットはあるが、 甘えさせて小屋の毛布を床に敷いて、もう一枚は羽織ろう。 これでもまだ寒さを感じるぞ! なかなか寝付けん💦 NHKのラジオ深夜便を、ヘッドフォンをスピーカー代わりにして、 ウトウト聴きながら一夜を過ごそう。 岩室って底冷えするのだと、改めて教訓。 かといって、レストハウスの避難小屋に移ろうなんて、これっぽっちも。 標高3000m級のビバークなんぞ、もっと過酷なんだろうから。 明日は3時起きで、4時出発だ。 少しでも疲労を回復させねば。 1日目おわり お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 15, 2024 07:45:49 PM
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