陸上競技のトップ選手と日本陸連が協力し、子供たちに陸上競技の楽しさを伝えるイベント「キッズアスリート・プロジェクト　夢の陸上キャラバン隊」が13日、東京都杉並区立和田小学校校庭で行なわれた。

このイベントには、朝原宣治選手（大阪ガス）、池田久美子選手（スズキ）、沢野大地選手（ニシスポーツ）、為末大選手（ＡＰＦ）ら日本のトップ選手7人が参加し、秋空の下、デモンストレーションや実技指導を通じて陸上競技の楽しさ、面白さをPRした。

特に、朝原選手の50m走や沢野選手の棒高跳びのデモンストレーションには、約300人の児童たちから大歓声が上がる程の盛り上がりをみせたようだ。

このイベントは、来夏の大阪世界陸上に向けて、陸上競技を盛り上げようとする機運が選手の中で高まり、日本陸連の協力を経て実現したもの。

この企画の発案者の一人である為末選手は「運動場に出れば笑う回数が増える。選手にとっても思い出深い」とこの企画の成功を喜んだという。

その為末選手は今季、スピード強化を目的に専門種目である400mHを封印し100ｍ、200ｍ、400ｍを中心にレースに参戦していたが、12月半ばから、いよいよ400mHの封印を解くことを明らかにした。

為末選手の今後の目標はズバリ、来夏の大阪世界陸上で自身3個目となるメダルの獲得と北京五輪でのメダル獲得であろう。

その目標に向けて機は熟したといったところだろうか。

いずれにしても、今、陸上競技が熱い！


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