多種多様な民間療法
本当に「ガン」の民間療法というのはたくさんある。たくさんあり過ぎて、どれが効果あるものなのか、かえって迷うことになる。必ずしも、それがすべて効くということは多分ないのだろう。金儲けの一つとして「悪用」しているものも少なからずはあるはずだ。その中で私たち、ガン患者を持つ者は、一体何を基準にしてそれらを見分ければいいのか?「ガン」と一口にいっても、いろいろな部位、いろいろな症状、患者の性格、体力、いろいろな情報が盛り込まれており、人それぞれ効くものと効かないものがあるのも真実。今、父は一つだけそれを使用している。何百という民間療法の中からたった一つだけを選び、それがまさしく父の体に合った。これだけでもありがたいことだ。でも、まだまだ私の「欲」は続いている…。副作用を軽減し、食欲が出てきたから、次はガンを撲滅させる…。「ガン」は撲滅しない…医学的にはそう捉えられている。ガンを小さくしたり、ガンそのものの機能を抑制したりはできるが、ガンは消えない。でも、いろいろなガンの書物で「ガンが消えた」というのを見ると、信じたくなる。だから私はこれからも多分、いろいろなことを探すのだろう。父に合った、いろいろな民間療法を探すと思う。