意味のある偶然の一致
「シンクロニシティ」とは?
シンクロニシティは
「意味のある偶然の一致」
と、心理学者ユングが提唱した概念でもあります。その言葉を知っていても、知らなくても私たちは「虫の知らせ」などのシンクロニシティを経験しています。
私も、夢の中で最近会っていない友達が出てきてその人のことを考えていたら、偶然その日電話がかかってきたり、「豆大福」という広告が目に入って食べたいなぁと思ったすぐ後に訪れたお宅で豆大福を出してもらえたりという小さな、「意味のある偶然の一致」を体験しました。
「インスタグラムライブをしてみたい」とふと考えが浮かんだ時に、連絡をもらってランチに行った友達も同じことをしようと思っていて、実際に機材を揃えているタイミングだったということもありました。
そして、そのどれもが私がまだ無意識であったのに、シンクロニシティは起きたというのが不思議な感覚でした。
シンクロニシティが起きたから、顕在意識に上がってきて、「わぁ!そういえばさっきそのこと考えた」ということに気がついたのですが、それがなければ思考することも言語化することもないまま、きっと自分でもそんなことを思っていたことも忘れて過ぎていったと思います。
フロイトは人間の心を「意識」「前意識」「無意識」の3階層によると考えました。
「意識」は顕在意識とも呼ばれ、自覚している言動や思考ですね。
「前意識」は今意識には上がってきていないけど、思い出そうとすれば思い出せるようなことで、自分の意志で意識に上げられるような意識の前段階です。
「無意識」は潜在意識とも呼ばれ、意識から遠くて自覚できていないけど、人間の言動や思考の源泉となっているようなことです。
私は苫米地英人さんという方の本が好きでたまに読むのですが、彼は心理学や脳科学のプロフェッショナルです。
苫米地英人YouTubeチャンネル
人間は繰り返しその言葉を聞いたり見たりすることで、潜在意識に刷り込みを行い、その行動や思考を意図的にコントロールすることも可能だと言われています。
そのため、なりたい自分を実現するためのアファメーションなども実際に効果があると言われています。
また、普段から無意識にしているセルフトーク(自己会話)を意識してポジティブに言い換えることでも潜在意識を書き換えることができると言います。
片付けコンサルのこんまりさんや断捨離のやましたひでこさんも、潜在意識について語られることがあります。
私たち日本人には「もったいない」という言葉が潜在意識レベルで根付いています。
それはとても素晴らしいことです。
物を大切にすること、使い捨てるのではなくずっと使うこと。
ですから、「ときめくものだけを持つ、そうでないものを手放す」時に感謝することを大切に考えられています。
そして、使わないのに物に溢れた家で忘れ去られた状態こそが「もったいない」だと言われます。
ですから、物が多くて断捨離したいという時にまずは「もったいない」という罪悪感が潜在意識にあるということ、それを受け入れて「使わないのに置いておくのはもったいない」ということまで思考することも必要なのかもしれませんね。
また、こんまりさんは私生活でも今の旦那さんと結婚に至ったのは、「意味のある偶然」「シンクロニシティ」「潜在意識」のようなものからのメッセージを感じたことがきっかけでもあったそうです。
それまで全然連絡をとっていなかったのに、立て続けにご主人の名前のついた商品やお店、選挙ポスターなどを何度も目にして「これは何かメッセージだから連絡しなければ」と感じたそうです。
私たちは毎日たくさんの言葉を見て聞いていますが、そのうち顕在意識に上がってくるのはごくわずかです。
同じ景色を見ても、見えているものは人それぞれなので、「さっきからやたら赤い車多いよね」と一緒にいる人に言われても「そう?私は赤い車なんて全然気づかなかったわ」なんてことはよくあります。
赤い車を所有している人や、欲しいと思っている人には赤い車が見えるのですが、車に全く興味も関心もない人には視界に入っていても見えないですよね。
ですから、「今日はやたらと1111っていう数字を見かけるなぁ」「最近、宝くじ当たったっていう人の話をよく耳にするなぁ」などの偶然をそういった自分自身の無意識からのメッセージだと捉えることもできるのです。
また、人は見たいものしか見ない聞きたいことしか聞かないというバイアス、心理的な傾向を持っているので、いつも「私はラッキーでついてる」そんな人生を生きてきた人は無意識に「ラッキーなこと」に意識をフォーカスしながら生活します。
人は自分の考え方を良いことでも悪いことでも維持したいものなので、「やっぱり!」と言いたくなるような出来事を探して選んでいるんですね。
スピリチュアルな言い方をすれば、人は自分の持っている無意識の概念をその通りに引き寄せると言われています。
だから、同じような失敗をしても、「やっぱり私はダメだ」と捉える人もいれば「こんなの自分らしくない」と捉える人もいます。
それは実際に口に出して言語化しなくても、自動的な無意識のセルフトークの中でやりとりされていることもあります。
同じ人でもその時の体調や気分によってポジティブだったりネガティブだったりもします。
そして、今までの自分がどうであったとしてもセルフトークは自分で書き換えることもできます。
バシャールという高次元の存在とされている人の話で、「豊かさとは=お金であると限定してしまうと、豊かさを受け取ることができない」という言葉が印象に残ったのですが、それは私にとって無意識に豊さとは金銭的、物質的なものだという概念が刷り込まれていたことに気づかされました。
そして、私自身は人に与えられる程の豊かさを持っていないように感じていたんです。
これまで顕在意識で認識できていなかったので言語化もできずにいましたが、確かに自分にはそういうところがあると思いました。
だから、人に何かをしてあげたいと思っても、そうすることで自分の持っているものが減っていくような感覚を無意識に感じていたのかもしれません。
でも、豊かさとはお金でもあるけど、それ以外の豊かさも確かにあるし、自分自身で無限に生み出すことができるということがわかってきました。
人を喜ばせたいと思ったら、プレゼントを買ってあげる以外にも感謝の言葉、ねぎらいの言葉、笑顔、応援など物質的ではない豊かさを与えることもできるのに。
どうして、人のために役立つためにはお金や苦労、時間、労力をすり減らすことでしか与えることができないと思い込んでいたのか?
何故、与えることに抵抗を感じなければならないのか?
そんなことを思考する良いきっかけにもなりました。
大禺和尚の一問一答というYouTubeチャンネルの、動画を聞くことがあるのですが、その中で「普通が何なのかわかりません。」という質問をされた方がいました。
この質問に私は、切ないような悲しいようなチクっと刺さるような感覚をおぼえました。
私自身も最近そう感じることが多いので、同じように感じて、そしてそれに悩んだり苦しんでいる人もいることに心が揺れたのかもしれません。
私自身は普通じゃない人が好きだし、そんな人といるのが面白いし、自分自身の普通じゃないこともどうせ普通になれないだろうと思っているところもあるのですが、そんなことに気づく前からきっと普通じゃなかったのに自分では「これが普通」だと思い込んでいたので悩んだことはないんです。
でも、この質問が気になったということは、やっぱり人と違う孤独感がどこかにあったんだと思います。
普通じゃないことで悩んでいるその方へ和尚さんがすっごく長い回答を話してくださるのですが、その回答もすごく面白かったので少し紹介します。
「国によってコンセントのタイプが違って、インドでしか使えないプラグというのがあるんですが、日本では使えないしいつも置いてあると邪魔になるけど、インドに行くことがある私にとっては必要なものだから大切にとってある」というような話がありました。
「インドでしか使えないプラグ」ってめっちゃ面白いなぁ!と思ったんです。
ニッチで「何に使うねん!」「誰得?」「何のため?」とつっこみたくなるような物って大好きです。
例えば、顕微鏡でしか見えない極小の「戦艦大和」というのがテレビで紹介されてて、誰が作ったのか知らないのですが、これ作った人めっちゃ面白いなぁ!とツボりました。
インドのプラグは日本では普通じゃないから、自分に合わない環境にいると居心地悪いけど、自分に合ったところで必要とされる場所に身を置くことで輝くことができるよってことですかね。
解釈の仕方は人それぞれだと思うので、気になったら是非動画を見に行って見てください。
この悩める人のように、みんなと違う普通じゃないことがネガティブなことだと潜在意識にあるのは当然といえば当然ですよね。
子供の頃から協調性を大切に、みんなと同じが正しいと教えられたし、1人で勝手に全然違うことをしていて注意されたり排除されたりしていたら自然と潜在意識に「普通でいなければならない」という概念を持つことになります。
だから普通じゃないことに罪悪感を感じるかもしれません。
逆に、「普通よりも個性的でなければならない!」という新しいマイルールを作って普通であることを否定することがあるかもしれません。
でも実際はどちらでもいいし、自分の好きなようにすればいいし、居心地の良い場所で自分らしく生きていたいです。
普通であることは安心するし、友達もたくさんできるし、普通じゃないことで、インドのプラグみたいに「こういうの必要!」って言われることもあるし、どちらも○なんだと思います。
そういえば、脳科学者の中野信子さんも、昔から普通じゃなくて人と違いすぎて浮いてはいたけどイジメられることもなかったと言われていました。
IQが高すぎる人達って、世界がどんなふうに見えてるんでしょうね。
人と分かち合えないからこそ、人間について研究してみたという経緯で脳科学者の道に進んだという話をされてたような記憶があります。
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未来は、えらべる! バシャール 本田健
「1111」などシンクロニシティ、エンジェルナンバー、スピリチュアルに興味がある方はこちらのブログもおすすめです。
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