LGB・T理解増進法に怒る 😡
今年の通常国会終盤でとんでもない議員立法が成立してしまった。LGBT理解増進法(正式名「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」)だ。レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーに関する国民の理解増進を、法律をつくって国を挙げてやるというのだから呆れる。しかもこれは義務教育から行われ、自治体のプログラムによって地域社会で推進される。小学生に対して同性愛や性自認を理解させるなんてバカげてるし、それは教育ではなく刷り込み、洗脳だろうと私は思う。もうSNSではさんざん批判されていることだが、これは明らかに反体制派(左派)による国体変容のための策略だ。ようするに男女の別を無くそうとする謀であり、その波はやがて皇室にまで及ぶ恐れがある。この呆れた、そして恐るべき謀を見て、思い出した映画先品がある。J・カーペンター監督の『ゼイリブ』(1988、米)だ。人間になりすましたエイリアンが街に平然と暮らし、人間を洗脳・支配・搾取し、人類を衰退させてゆくSF映画。大量消費社会や一方向の情報照射(テレビ)を痛烈に批判してもいる。観ようによっては、劇中のエイリアンは資本家(市場原理主義者)や政治指導者など社会の支配者階級にそのままなぞらえることもできる。そして、エイリアンと手を組み、彼らに味方する連中は金(カネ)で己の魂を売った中産階級だ。カーペンター監督の作品はどれも優れているが、この作品はH・G・ウェルズ級の着想で特に傑作だ。ゼイリブ [ ロディ・パイパー ]私にはLGB・Tに対する偏見はない。個人の嗜好で好きに生きればいい。だが、それを政府が特に保護し特権を与えるかのごとき政策を施行するなら、それには断固反対する。7月は流れたが、この先衆院の解散・総選挙がおそらく行われるだろう。こんな法律を拙速かつ強引に成立させた自民党には再びお灸を据えなければならない。