毒カレー事件の被害者はここにも ・・・
「和歌山毒物カレー事件」の被告人林真須美に最高裁判決が出て、被告の死刑判決が確定した。あるスナックにこの林真須美によく似た人がいた。顔や体型がそっくりで、事件が公になると彼女は林真須美にそっくりだと店の仲間内で話題になった。「テレビに出ているのは替え玉で、君が本物じゃないか」とか「和歌山から逃げてきたのか」などと散々からかわれていた。彼女は昼間はOLとして働いていたが、会社でもそのことが話題となり、職場に居づらくなって辞めてしまったらしい。しばらくしてスナックも辞め、その後の消息は知らない。変な意味、彼女も「毒カレー事件」の被害者だ。何の関係もないのに、つまらない風評で生活を変えることを余儀なくされるとは、〈世間〉ってやつは無責任で残酷だね。一貫して無実を主張している林死刑囚だが、事実はどうなんだろう。動機が未解明とのことだが、地域社会での人間関係の歪みがあったのではないだろうか。また、使われた毒が「ヒ素」であるのがポイントなのだろう。通常一般家庭では置いてないもんね。この事件では都会化した地域社会のあり方を考えさせられたね。「ふれあい」を大義名分に地域行事をあれこれやるのも考えものだ。ゴミ集積場の管理とか必要最低限のことだけでいいと思うね。