「『ブラッドストーンズ』届いたんならやらしてー」とお誘いいただいたので持ち込み。いたるさん、旅団長さん、一味さん、私の4人。
●Bloodstones
和訳ルールはこちら。
本命のこれから。三国一のボードゲームデザイナー、我らがワレスによるファンタジーマルチウォーゲーム。といっても一昔前とは違ってプレイヤーが脱落するようなゲームはウケないので、序盤はなかなか戦闘自体が起こらないし、いざ戦闘になっても敗北側のペナルティーが(完全に包囲されてない限りは)ユニット1体だけなので大して痛くなく、すぐ反撃できる。
この日は旅団長さんがドラゴンライダー(超強いドラゴンがいるが、攻撃側として勝利すると満足していなくなってしまうので使いどころが難しい)、一味さんがヒルフォーク(安い城がたくさんあるので防御向き。丘陵に入るコストも安い)、いたるさんがホースロード(騎兵が多く、手札も多いので攻守に安定)、私がネクロマンサー(ネクロマンサー込みの軍隊で敵を倒せばアンデッドが湧く)となった。
全員初回プレイということもあり、序盤から中盤にかけては堅実な得点源となる村のばらまきに終始し、おとなしい展開に。プレイ人数に応じたマップが何枚か用意されてるのだが、どれも一般的な陣取りゲーに比べるとやや広めなので土地に困ることがあまりなく、こういう展開になりがちじゃないかな。ここはもう少し狭いマップを用意して欲しかったところだ。
その後は小競り合いが何度か起こったが、システム的に大軍を一気に長距離移動させるのは難しいので、1対1だとどうしても相手に準備する時間を与えてしまう。他プレイヤーと交渉して、有利なプレイヤーを複数の戦線で叩くのがよさそうだった。
この日は私が一味さんの本陣とのあいだにある湖に船を出してプレッシャーをかけたものの、守りが手薄くて返り討ちにw そうこうしているうちにいたるさんが結構な得点を稼いでワールドエネミーに。最終的には一味さんがいたるさんの前線を食い破って内陸奥深くまで侵入することに成功したが……どっちが勝ったんだったかな? 忘れたw 私でも旅団長さんでもなかったことは確かだ。
2、3時間もあれば終わるお手軽マルチとしてよくできてる。繰り返すが、初心者でも殴り合わざるを得ないような狭いマップがあるともっとよかったんじゃないかな。拡張種族(というかクラウドファンディングのストレッチゴール種族)のコルセアとカオスホードがバランスブレイカーで強すぎるらしいが、逆にそいつらがいれば自然と殴り合いが発生するのかもしれない。さらなる拡張も予定されてるようなので、追加マップや追加種族、本当にバランスが悪いならカオスホードとコルセアの調整などに期待したい。
●Unlock!: Legendary Adventures - Robin Hood: Dead or Alive
旅団長さんが帰られたあと、3人でこれ。日本語版未発売の「アンロック!:レジェンダリー・アドベンチャー」の2本目。
ロビンフッドがノッティンガムの代官につかまってしまった! 彼の仲間である“メリー・メン”に加わりたいと思っているあなたは、メリー・メンの力を借りて彼を救出することができるだろうか? というお話。
うーん、ちょっといまいちな出来かなあ。言語依存性が著しく高い謎があったせいでもあるし、謎の方向性が好みから外れてるだけと言われればそれまでだが、やはり記憶力を必要とする謎はおじさんにはきついんだよw
全体としてはオススメできないが、最後のオチだけは秀逸だったので1回プレイする価値はある。腹抱えて笑ったw
●Unlock!: Short Adventures - Doo-Arann's Dungeon
続いてカード28枚のショートアドベンチャーシリーズも1本やった。この「ドゥ・アランの地下迷宮」は、お宝を探しにダンジョンに潜るという、今どき逆に見かけない王道ダンジョン探索もの。
こちらはなかなかよかった。1つだけ「それは気づかねーだろw」って謎もあったが、まあどのセットにも1つくらいはそういうのあるしな。魔法を使うための仕掛けも、それを生かした最後の大謎も気が利いてた。こっちは日本語版出してもいいくらい。出ないと思うけど。