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カテゴリ:留学生の就職活動
この間、とある新聞記事を読んだ。
本来、冠婚葬祭にも使用できる「正装」である学校の制服を、 カジュアルファッションとして着崩している(あるいは着こなしている)中高生についての記事だった。 確かにそういう視点で見れば、だらしないしみっともないと言っている中年・年配の人達の気持ちもわかる。 でも、同じ視点から見れば、そんな中年・年配の人たちの中にもかなりだらしなくみっともないことをしている人がいる。 スーツって正装ですよね? 冠婚葬祭や、ビジネスシーンで使うものですよね? 誰だい、スーツのまま脚をひし形にひろげて、だらしなく口開けて、地下鉄で寝てるやつぁ。 誰だい、そんな格好で居酒屋行って宴会してるやつらはぁ。 まして、酔ってネクタイを頭に結んでる人とか、酔いつぶれて帰宅する人とかありえないよね、社会人の皆サマ。 新卒採用では身だしなみや清潔感も大事、と言われるけど、 東京の地下鉄で身だしなみに充分な気を使っている(=顔の脂をこまめにとるとか、おなかの贅肉をなくす努力をするとか、口臭ケアをするとか)と思われ、清潔感に溢れている30代以上のスーツ姿の人なんて見た覚えありせんが。 多分、これなんだな。 私が、アメリカから帰って来て、一番強く感じる逆カルチャーショック。 そして、日本の「オヤジ」が「オヤジ」であり、「ダンディ」になれない理由の一つ。 アメリカ人は、新人でも中年でも、「スーツ」を着ているときはそれにふさわしい行動をしてた。 身だしなみにも充分に気を使ってた。 そしてバカ騒ぎするときは、まして家の外では、それにふさわしい格好をしてた。 アメリカにいた時は、スーツを着て会社に行くことに誇りを感じていたけど、 日本では、スーツを着て地下鉄に乗った時点で気が滅入る・・。 そんな六月某日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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