Ford County, John Grisham
Ford County, John Grishamを読んだ。 グリシャムは、多少の例外を除くと、ほとんど法律家がらみの小説を書いている。 そして、大抵の場合、僕にはとてもおもしろい。 妻は、ジェフリー・ディーバーの方が徹底したリサーチに基づいている感じがして、グリシャムは少し底が浅い感じがすると言うのだが、私にはそこもエンターテインメント小説として多くの人に読んでもらえるように平易に書いている気がして、むしろ長所なのではないかと思っている。 Ford County, John Grishamは、グリシャムの第一作であるA Time to Killの舞台となったアメリカ南部の超田舎であるフォード郡にまつわる短編集である。 グリシャムには珍しい部類の法律とは全然関係がない話も入っていて、中には、結構心温まる話や爽快な話もあり、なかなかおもしろい。 英語も平易だし、英語の勉強をしたい方、原語の雰囲気を感じたい方、そして何よりおもしろいお話を読みたい方、とにかく英語を読める方皆に、是非、原語で読むことをおすすめする。