風の旋律/TINGARA レビュー
ここの日記でも何度か書いているTINGARAさんからニューアルバム『風の旋律』のサンプルCDが届きました。これはWEBを使った新しい試みで、9/21の発売前にサポーターとして名乗りを上げた人へサイン入りの白盤(マスタリング前の音源CD)をプレゼントし、自分のサイトでいち早くレビューを書くことで新アルバムを広めようという企画です。さて肝心のレビューですが、2週間悩み続けました。サンプルCDをプレーヤーにセットして再生した数秒後、『え?』と固まってしまったんです。間違いなくTINGARAなんだけれど、今までのTINGARAじゃないと言うか。表現に困った私は言葉を捜すため、ipod miniに入れてあるこれまでの全アルバム(インディーズ時代ものも含む)を全曲ぶっ通しで聴きました。次に『風の旋律』も入れて聴きました。そしてひねりだしたレビューが以下です。◆その1:距離感今までは夜空から舞い降りてきてそっと包み込むイメージ。今回のアルバムからはそのイメージに加え、昼の光の中で、もっと近いところでさりげなく見守っていてくれる印象を受けます。7曲目の”南の春”に特に強く感じました。◆その2:躍動感今までは身をゆだねてゆっくり癒されながら眠るイメージ。今回は何かが始まるような、心が飛び跳ねるような印象を受けます。こちらは1曲目の”水の炎”に特に強く感じました。さらに生意気なことを書いてしまえば、進化したTINGARAとでも言いましょうか。マスタリングされた後はまた感じ方が変わるかも知れません。リリースが楽しみです。◆アルバムデータ『風の旋律』/TINGARA発売日:9月21日価 格:2,800円(税込)発売元:Blue Inc. / M&I販売元:ポニーキャニオン