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車田のつぶやき

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2014.01.17
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予想外の効果

自分以外の存在に対して、何かをすることを期待し、それが実現できると予想した場合、結果が期待どおりのものであればうれしいところです。結果について満足をし、「ありがとう」と高い評価を維持または評価が高まります。期待はしながらも、それが実現されることはないだろうと予想した場合、実現できないとの事前の予想に反して結果が期待したものだった場合はどうでしょうか。結果については、予想外のことと高い満足を感じ、「よくやった!」と評価は強く高まります。
同じ結果を期待していた場合でも、それが予想どおりではなく、予想外に実現した場合の方が相手に対する高い評価を生みます。サプライズ効果でしょうか。予想と結果との間に生じた良い意味での格差についての評価でしょうか。
ちなみに、期待した結果が実現されなかった場合は、実現できると予想した場合の方が「できると思ったのに・・・」と失望感が高く、実現できないと予想した場合は、「やっぱり。まあ、仕方ないか」と失望感は低くなります。


予想外の効果で評価を高める

予想と結果について、このような「予想外の効果」がありますので、相手からの評価を高めようとして、同じ実現できる場合について、事前には実現の困難さを予想させるとの手法をとることもあります。営業マンが、「ライバルが強力で、獲得するのが至難の顧客です」と上司に説明をしながら、結果としてうまく顧客として獲得できれば、部下である営業マンに対する上司の評価が高まります。なお、上司が「こいつ、とれるはずの顧客を難しいと言っているだけ」と思っている場合にはかえって逆にそのことゆえに評価が下がりますから、相手が「難しい=実現困難」と客観的に認識していることが重要であることは言うまでもありません。その意味で、予想外の効果で評価を高めるというのは、なかなか容易なことではありません。


安倍政権の評価

2012年12月に成立した安倍政権は、1年を経過した今も高い支持率を有しています。NHK放送文化研究所の政治意識月例調査によりますと、支持率について、成立直後の2013年1月が64%でしたが、2014年1月も54%と高い水準にあります。ちなみにこの間に不支持の割合は、22%から31%に増えていますが支持率をはるかに下回っています。政権発足直後は支持率が高く、それが時間の経過とともに下がるのは世の常です。しかし、不支持が支持を上回る逆転が、今回の安倍政権では生じていません。参考までですが、支持率の方が高い最初の調査から何か月で逆転が生じたかをみてみますと、鳩山政権が6か月、菅政権が1か月(再度逆転したのちに不支持が高い状態が定着したのは5か月)、野田政権が3か月です。


安倍政権の高評価に予想外の効果も

国民の安倍政権に対する高い評価の背景には様々な要因がありますが、その最大のものがアベノミクスの成功による景気回復にあることは確実です。ただ、予想外の効果も作用していると考えられます。
そもそもが、閣僚の辞任といった政権運営の不首尾と総理自身の健康問題で1期目に厳しい総理辞任をされていましたので、民主党政権に代わる自民党政権との期待に比べますと、安倍総理自身への国民の期待は必ずしも高くはありませんでした。今回はいまだ閣僚の辞任もなく、リーダーシップを発揮して内閣・党を運営し、ご自身もまったく健康でいらっしゃいます。経済政策のアベノミクスも、「インフレになる」、「財政規律を脅かす」といった批判が1年前にはマスコミに相当あり、必ずしもすべての国民が成功を予想はしていませんでしたが、これを完全に払しょくする成果を上げています。予想外の効果の典型例は、多くの国民が参加すべきと考えていたTPPについて、農業関係者の支持を失わないように2013年7月の参議院選挙以降だろうとの予想を覆しての2013年3月の参加表明です。また、2020年の東京でのオリンピック・パラリンピック開催も、願ってはいても招致決定を確信していた国民はそう多くない中での快挙でした。


最後に

相手が期待しながら、客観的には実現困難と思っている課題に挑戦して評価を高めるというのは、たやすいことではありません。安倍政権ではありませんが、私個人としても目指してみたいところです。


追記

「車田つぶやき」につきまして、これまで毎月第1と第3の金曜日の掲載を基本としていましたが、今年から毎月第3の金曜日(場合によっては掲載が土曜日未明にずれ込むこともあり得ます)に掲載することといたします。ご理解をよろしくお願いいたします。





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最終更新日  2014.01.17 19:10:49


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