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テーマ:アニメあれこれ(26361)
カテゴリ:諸々鑑賞事
●ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
友人たちとの食事中、映画がやるとのことでエヴァの話になり、そこで「自分たちがTVを見てた頃はシンジに歳が近かったのに、今はミサトさんとほとんど歳が同じなんだよね」みたいな話になり、たまたま自分も同じことを漠然と考えていたので「そうそう」と強くうなずいてしまった、そんな会話は3、4ヶ月前だったかな。 初日は見なかったけど、翌日の日曜に見ました。 正直映画がやるという事実も知ってたし、ワンフェスで散々告知してたし、公開前日も「明日が公開か…」なんて思ったりしたわけですが、当日は午後になって「そういえば当日じゃん」って…、朝から起きてたのに。 つーことで翌日になったわけです。 正直言って、切羽詰った感も、飢餓感も、勢いも、気負いもそんなになかったです。いい意味でニュートラルな感じでしょうか。 頃合もいいから行くか、みたいな。 劇場へ行くと、人多い。以外と若い感じの人たちも。初作の時は何歳だったの?と思うような人も。 で、見たわけです。 正直、お腹いっぱい。濃厚過ぎてクラクラしました。久しぶりにオーバーヒート寸前まで脳が動いたというかそんな感じでした。そういう意味で疲れた。 見た上での考察や予想は他所に点在しているので、ここでは割愛しますが、ちと感じたことを。 氷川竜介さんのブログやら、色んなところで「これは新作です」っていってたんですが、カットが全て新たにおこされているという意味で「新作」という部分以外で、「新作」と感じるところがあって。 具体的に証明するっていうところまではいってないので、戯言でしかないのだけれど、これはネタばれになるので微妙に濁しますが、ミサトがシンジを説得するところとか、それをシンジが受け入れるところとか、ゲンドウの決定に対してミサトがそれに抵抗するところとか、それを受け入れるゲンドウとか諸々…、前作と比べて違う人なんじゃないかと思うぐらい。 この映画が始まってからここまでの間に起こった「変化」なのか、それともたまたま自分が前作を見ているという経験からくる比較としての差異なのか、それははっきりしません。 前作では、捉え方が様々あるのでまとめきれないけれど、最大公約数として、「物語上成長しているとは断言できない」というふうに集約することはできたと思う。 でも、今回は成長が描けてると言っても良いんじゃないかなと。 もちろん、前述の部分でどちらであるのかは分かりませんが。 そして、前作では個人の孤独な戦いという部分が強かったけど、個人の戦いだけじゃないというところが強く出ていたのも前作との違いかもしれない。 あえて言えばこんなところでしょうか。 TV版と前劇場版を4話構成の新劇場版にするわけだから、という見かたで解決することもできるかもしれない。だけれど、今回見て思ったことは、前作と今作で内容に違いがあるとするならば、その違い・変化は何によってもたらされたものなのかということ。 作る人が変わったからなのか、演じる人が変わったからなのか、見る人が変わったからなのか、どれか一つか、一部か、全部なのか。 あれから十数年経って、自分は学生から社会人になりました。だれもが一緒でしょうが歳も取りました。 前作との違いとして見ることができるのも、それを経ているからなんだなぁと、ひしひしと感じているところです。 まだ掴みきれていませんが、その差異をもたらしたものを、後3作で垣間見えたらいいんじゃないかなと思います。 にしても、時の流れを感じますね~。コンビニからビールからコーヒーまで公式許可が下りてるんだからねぇ。 Beautiful World|Kiss&Cry お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.04 21:05:40
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