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田舎の雑木林で楽しむ!

田舎の雑木林で楽しむ!

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May 26, 2007
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  我が家から車で40分程のところに、足助の町があります。うちに来たお客さんには、よくご案内する観光地です。お客さんと一緒にそこを訪ねました。今の観光地は、ヴォランティアでガイドする人がいるのですね。初めてガイド付の見学となりました。とてもよく分かりました。
  足助は、西三河の岡崎から信州にいたる街道筋で、江戸時代に主として塩の中継基地として栄えた街です。その街道は、中馬街道とか三州街道などと呼ばれます。昔ながらの街並みを保存していて、美しい街です。たくさんの塩の蔵が建っていましたが、江戸時代の中ごろに大火があり消失したところから、家や蔵を厚い土壁で作り、漆喰を塗って火事から守ったと言われ、街並みに白壁の家が目立ちます。昔ながらの旅籠や菓子屋、魚屋、鍛冶屋などが軒を連ねています。現在も生活の場ですので、狭い街道筋は昔のものばかりではありませんが、よく保存したものだと感心します。街並み保存に情熱を燃やすたくさんの市民がいるのでしょうね。

町並み1

足助中馬街道 

 町並み2

町並み3

 

  足助といえば、もみじの名所、香嵐渓が有名です。シーズンにはたくさんの観光客が訪れます。山の中の町でそれる道がないので、ものすごい車の渋滞となります。そのシーズンに渋滞に巻き込まれ、往生したことがあります。しかし、ここのもみじの紅葉は圧巻です。下の写真では、足助川の左側のやまに数千本のもみじが植えられており、川の右側に茶屋やお土産やさんが並んでいます。本来は川にかかる赤い橋があったのですが、現在は新しい端をかける工事をしていて、その風景が見れないのは残念です。

香嵐渓の風景

香嵐渓のもみじ 

   ボクが好きなのは、香嵐渓の奥にある「足助屋敷」です。そこは、江戸時代の家屋を再現し、鍛冶屋、竹細工、木地師、桶屋、炭焼き、染物、和傘など、現在ではほとんど見られない工芸技術を現代の職人が実演し、また体験できるようにしていることです。昔の屋敷や工芸の道具を展示しているところは各地にあるのですが、職人が目の前でそれを実演しているところは、おそらくここしかないと思います。お客さんの質問にも丁寧の答えてくれます。女房が竹細工に興味を持って質問していたら、やってみるといいと言って、手をとり指導してもらって、くるくる回るかざぐるまを作って楽しんでいました。

カマキリの木工製品

足助屋敷 

 

 

 

  足助屋敷では、職人が製作したものをその場で販売しており、その収入で職人の給料が支払われています。足助の町がすごいと思うのは、この地域にしかない資源、つまり香嵐渓の紅葉、中馬街道筋の街並み、昔からの職人の街、この三つの要素をうまくミックスして、たくさんの観光客を集める町おこしをしていることです。 一度、訪ねてみるといいですよ。






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Last updated  May 26, 2007 08:01:25 AM
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