うり君ありがとう
何となくスッキリしないうり君の風邪。月曜日に耳鼻科で抗生剤(粉薬)を出してもらいましたが、どうもうり君、抗生剤の味がダメみたい。いっぱいお水を飲んで、頑張ってなんとか飲んでいます。昨日の朝、朝ごはんを食べてからお薬を飲んだうり君。水をたくさん飲んでいるのは見ていたんですが、その30秒後、咳をした拍子か噴水のように吐いてしまいました。じゅうたん(ラグ)の上に・・・。ブログにも何度か書いてるんですが、うり君はよく吐く子です。嘔吐物の処理って大変なんですよね。夜中にシーツを全部取り替えたり、全部洗い流せば良い訳じゃないし、かなり手間がかかります。最近は気配を感じたら急いでトイレに連れて行ったりして汚さない事もあるので、ラグにぶちまけられた事でついカーッとしてしまいました。私は性格的に医者の薬はきちんと飲まないと気が済まないタチなので、今飲んだばかりの薬を出しちゃった事に対しても・・・。どうして出しちゃうの!!お薬どうするのよ!!なんでゲーする前にお母さんに言わないの!!このじゅうたんどうするのよ!!お母さんが掃除するんだよ!!・・・・・・かわいそう。うり君だって好きで汚したわけじゃないのに、今吐いちゃって気持ち悪いはずなのに、どうしてこんな事言っちゃうんだろう?ついつい出てくる言葉に、うり君より先に私のほうが泣いてしまいました。うり君は「ごめんなさい、ごめんなさい」って言いながら泣いています。でもどうしても止まらず、もうあやまらないで!!!と言ってしまった。その後、着替えさせながらやっと気持ちが落ち着いてきてうり君を抱きしめて謝りました。ごめんね、うり君全然悪くないのに、お母さん怒っちゃって本当にごめんね。気持ち悪かったんだよね。お母さん、うり君の気持ち分からなくてごめんね。そしたらね、うり君こう言ったの。うりくんね、がまんしたんだけど、ゲーしちゃってごめんね。そう言って、そこにあったウエットティッシュで掃除を始めました。`*:;,.★ ~☆・:.,;*`*:;,.★ ~☆・:.,;*`*:;,.★ ~☆・:.,;*うり君のような子に恵まれて、私は本当に幸せだなぁって感じます。まだ私は親になって4年半。子供に、親としての私を育ててもらっています。先週、2日連続で子育てのセミナーを聞く機会がありました。子育ては毎日が試行錯誤の連続ですが、2人の先生のお話を聞いて少し肩の荷が下りた気がします。親だって未熟なんですよね。先生もそうだったんですって。子育てがひと段落した後で、もういちど子育てが出来たらもしかしたらベテランになってるのかもしれないけれど、一人のお母さんが2人や3人の子供を育てる間って、ずーっと未熟なお母さんのままなんだろうな、と感じます。子供は一人ひとり違いますしね。一人目で上手に出来たことが、次の子でもスムーズに行くとは限りません。兄弟に、同じ方法で子育てはできない。それと同じ理由で、他の人の真似をしていても上手な子育てが出来るとも思いません。`*:;,.★ ~☆・:.,;*`*:;,.★ ~☆・:.,;*`*:;,.★ ~☆・:.,;*私は普段、ガミガミ子供を叱る親だとは思いません。出来るだけ叱らずに、穏やかに子育てが出来たらなぁと思っています。だから時々叱ると、うり君だけじゃなくて周りの子もビックリして言う事を聞きます。だけど昨日うり君に怒鳴ってしまった事は、未だに自分の気持ちを苦く引きずっています。セミナーで先生も仰っていたけれど、怒ることと叱ることは全く別。子供は何かしてしまった時点で心に傷を負っているのに、怒ることは、その傷に指を突っ込んでかき回すこと。叱ることは、その傷に薬を塗ってあげること。上からモノを言う事は誰にでも出来ます。なぜなら、大人のほうが大きいから。でも、そうした結果、子供の気持ちは?大人の気持ちは?私には、スッキリした気持ちは何も残りません。その代わり、物理的にも気持ちのうえでも子供に目線を合わせて子供の気持ちを考えて叱ること。これが実践できたら、きっと子供も納得して、もしかしたら失敗を犯さなくなるかもしれない。だけど、また失敗するのが子供なんですよね。一つ一つ、親と子供が一緒に、少しずつ克服していけたらいいですね。`*:;,.★ ~☆・:.,;*`*:;,.★ ~☆・:.,;*`*:;,.★ ~☆・:.,;*もう一つセミナーで聞いたお話。人格は大きな三角形でできていて、一番底辺にある大きく占める部分が『情』の部分。『情』は幼児期に形成されます。その上にあるのが『意』。情を土台として、やろうとする意欲、意識の部分。これは児童期に形成されます。さらに一番上にあるのが『知』。これに当てはまるのは中高生。『情』『意』があるからこそ、勉強して自分のものに出来る。『情』をスキップして、幼児期に一生懸命モノを教えて知識ばっかり植えつけても、結果として良い大学を出たのにニートになったり引きこもりになったりする。だから、今うり君のあたる幼児期にこそお勉強をさせるのじゃなくて抱きしめてあげたい。うり君にとってお父さんとお母さんの存在は絶対なんですよね。ことあるごとにうり君は「おかあさん、だーいすき!」って言ってくれます。私もうり君をギュッて抱きしめて「うり君、だーいすき!」って言ってあげられる。大きくなったら、こんな事させてもらえないかもしれないもの。長くなってごめんなさいね。**ivh**