カテゴリ:食生活
「ミネラル」は体の中には、ほんの少ししかない、とっても大切な「栄養素」です。どれくらい少ないかと言うと、体重の約5%しかありません。
ところが、この5%しかない「ミネラル」は私たちの中でさまざまな働きをしてくれています。そして、一口に「ミネラル」と言ってもその数は約111種類あると言われ、それぞれが、それぞれの役割をお互いが干渉しあいながら働いています。 例えば、「カルシウム」や「リン」、「マグネシウム」などは骨格を形成します。あるいは、「カリウム」や「ナトリウム」はお互いに拮抗しあい、神経の伝達や筋肉の収縮に働きます。 その他、「マグネシウム」は体の中の約300種類の酵素の反応を手伝っています。 酵素は分かりやすく言えば、「大根」に含まれる「ジアスターゼ」と言うもので、それらの働きを助けているのが、「マグネシウム」です。 また、「亜鉛」も約200種類の酵素の反応に関わっており、「ミネラル」なくして酵素の反応は起こりえません。 そして、何よりも大切なことは「ミネラルのバランス」です。人間の体には約80種類の「ミネラル」があると言われ、本来であれば、根菜類、魚介類、塩などの食品から摂取できるところなのですが、戦後の食文化の西洋化に伴い、摂取しても流れてしまう傾向にあります。 例えば「マグネシウム」は「カルシウム」とのバランスが重要で、1対2の割合、すなわち、「マグネシウム」300mg、「カルシウム」600mgがいいとされています。 「キレル」こどもさんも「ミネラル」不足であることが、広島県の福山短期大学の鈴木教授らの研究でわかっています。家族全部が「ミネラル」不足にならないように食事には気をつけたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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