[Look Back]の記事一覧 | カントリー・パントリー～Country Pantry～

わたしのカワイイ同士

Ｈｅｙ～！1995年3月。右も左もわからないこの地にやって来て、わたしがいっちばん最初に買いに走ったモノ。。。。えぇ、えぇ、こんなわたしのことですから、みなさん食べものだとお思いでしょうが、何を隠そう、この、ファックス・マシーンなのでございます。＾＾（あ、受話器が黄ばんでるぅ。。。）わたしと共に年を重ねて参りました。もう、ボロっち過ぎて、ワケのわからない時に、突然、ピ～ピ～と鳴き出します。（泣いてるのかもしれなひ。。）数年前に求めたプリンターには、一応、ファックス機能も付いておりますが、今だに設定がよくわからないのと、何よりこのマシーンへの愛着♪が相まって、今でも使い続けています（もちろん、感熱紙を使用～。あのロール式のね。）。もっとも、当時（渡米してからの数年間ね）に比べれば、使用頻度は１０分の１、いや、それ以下かも。。。コレを最初に買いに走った理由はただひとつ。日本の家族とのコミュニケーションの為です。わたしがアメリカで生活を始めることを耳にした職場の先輩が、何気に教えてくださったひとこと、『現地に着いたら、とにかくＦＡＸがあると便利だよ』を、ず～っと覚えていて、実行しました。本当に役に立ちました。電話では通話料に莫大な額を取られますが、ＦＡＸなら、Ａ４の１枚にビッシリと書いて、ほんの数分で日本の家族に、友人に着信。通信料は通話と比べると雲泥の差。話す代わりに、一生懸命に書いていた。そして、ピーーーーッ、ブゥ～～～ッと受信することも、心待ちにしていたなぁ。。。当時、インターネットの活躍は既に始まってはいたのだけど、わたしは、メールの仕方、と言うか、はっきりとしたその価値さえも、把握していなかったような気がする。ＰＣを買おうとも思っていなかったし。埃をかぶった、この、Ｍｙ道連れ（笑）マシーン。（今、写真撮るのでちょっと拭きました。）11年の間に、引越しを3度行いましたが、ずっとついて来ています。苦も楽も共にして来た同士です。ある意味、うちのパパより、わたしの心のうちを知ってるかもね＾＾。-------------------------今や、異国間でも、スカイプとやらで無料の通話可能。便利になったのぉ～。（まだ我が家はスカイプ使用不可能ですけど）

ピンクのポテトサラダ

Ｈｅｙ～！今日、スーパーの野菜売り場で撮った１枚。赤いピーマンを目にすると、必ず思い出すのー。。。。------------------まだ、こちらにやって来て間も無い頃だった。英会話なんてジェスチャー付きでも心もとないレベルだし。お友達もいないし。ついていけない速さでみんなしゃべるのに、この辺には、今までに耳にしたことのない、南部なまりのアクセントが混じっていると来たもんだ。なんとなくブルー。必要な食料品を買ったらとっとと帰ろう。なんだかコワイし。よくわかんないし。そんな気持ちで、どこに何が置いてあるのかまだ覚えきれていない、だだっ広いスーパーで、そそくさとカートを押していた。野菜売り場。新鮮なものを～・・・・と物色していると、隣で赤いピーマンを手にした銀髪のおばちゃんがふふっと吹き出すように小声で笑った後、わたしに話しかけて来た。｢これでねぇ、タイヘンなことになったのよ。｣｢それがさ、この前、家族で寄り合った時にね、ポテトサラダつくったんだけどね。この赤いの切ってどっさり入れたらね、まー、色が出ちゃって！サラダがピンク色になっちゃったのよー。あ～っははは～｣わたしは、｢わ～お！｣｢りぁりぃ～？｣と相づちを打っただけだった。ほんとにそれしか口にできなかった。でも、自然な笑顔で一緒に笑えた。この辺ではあまり見かけないアジア人。おどおどしたアジア人。なのに、おばちゃん、話し掛けてくれてありがとう！って思った。うれしかった。今思うに、おばちゃんにしてみれば、赤いピーマンを見て思い出した笑い話を、たまたま側にいた私にちょっと聞いてもらいたかっただけ。私のことが珍しかったわけじゃない。このアジア人女性は英語をちゃんと話せるのか・・・？なんて疑いもまったくない。ただ、笑い話しが口をついて出ただけのこと。聞いてもらいたかっただけのこと。気にしていたのはこっちだけ。自分は自分で。新しい生活を楽しまなきゃね、と、アタマの中にこんがらかって、ガチガチになっていたものが、次の場所へとゆっくりカートを押しながら去ったおばちゃんの後ろ姿を見送りながら、その時、ゆる～っと解けはじめた気がした。アメリカサイズの大きな赤いピーマンを、ひとつ、買ってみることにした。うれしい！の勘違いが、ちょっと私の背中を押してくれたあの日の出来事でした。おしまい。

ローラ、知ってる？

｢大草原の小さな家｣って、観たことある？知ってる？もー、懐かしくて。ここの夜７時から再放送をしているのだけど、番組そのものが懐かしいのと、毎週土曜日に、かかさず観ていた頃の自分を思い出して、キュンとなるほど感慨深い。自分の生活とは、まったくかけ離れた古き良き時代のアメリカで生活する、インガルス家。大好きなローラが、遊び、学び、一日一日を精一杯生きたおんなじ大陸に今、自分が生活をしていることが妙に不思議で。笑ったり、泣いたりしながら、今は亡き祖母と、よく観ていた想い出の番組なのです。。。何、読んでるのかな～と、ふと見たら、娘が、図書館から原作を借りて来て読んでた。それからね、小学生のわたしは、アルマンゾに恋をしていましたのよ。。。アルマジロじゃないよ。アルマンゾ！！