C級ランチ食べ歩記

2004/12/02(木)00:08

「ラーメン+おでん」の不思議な組み合わせ@富山・まるたかや¥850

ランチ(71)

富山でラーメン「まるたかや」のラーメン+おでんセット¥850、なかなかやるじゃん 今週は富山出張である。先月も一回来たのだが、全然一人でランチの雰囲気がなく、書き物にはならなかったw。今回もそういう意味では3日間あるのにかなり危ない感じだったが、遂に今日、夜ではあるが、書く気になる食事にありつけた。まずは出張先ではご当地ラーメンを食べたいのが僕の本音、そんな訳でネットで少し調べたのと、周囲の人にそれとなく聞いてみた。そしたら断トツで「まるたかや」なのである。これは迷い無く決定である。 その前に富山の夜の魚介類中心の飲み会のことを簡単に・・・本当に安くて楽しい。東京じゃ行けないような立派なお店でブリ始めいろいろな美味しい魚を、食べても食べても次の魚がまた立派で、暫く滞在したい気になった。しかし富山の街並みは県庁所在地にしてはかなりさみしく、もっと観光にでも力を入れたらと言う感じであった。立山に行く前日に富山で美味しい魚をなんてツアは流行らないのかなぁ・・・。 さて「まるたかや」であるが、デスクワークばかりなので歩いて運動不足対策をしつつ・・・なんて思ったのが誤りの元。近くに来てるのは解るのだが見つからない。しょうがないので電話、しかしである、お互い日本語話してるのは解るのだが、さっぱり土地感との関係で話が通じないのである。そりゃそうだ、XXビルとか言われてもこちらは解らない、こちらがビル名を言うと解るのだが、ガイドが下手で(ご免)さっぱり歩く方向が解らない。そして決め手は「まるたかって言えば誰でも解る!近くにいる人に聞いてくれ!」と来た。結局これが適切なアドバイスで、たかがラーメンだが無事辿り着いたって感じである。本当に誰でも知ってるほど有名なようなのである。 このラーメン屋、ちょっと変わっている。ラーメン屋なのだが、おでんがかなりの人気商品でおでん屋なのかラーメン屋なのか解らないくらいである。それも見ていた感じでは「串」おでんが人気でかなり脂っぽい豚肉(スジ?)のおでんである。当然おでんの汁自体もかなり豚肉味が出てる感じである。 僕は「おでん+ラーメン」セットを頼んだが、これは半ライス付きで立派な夕食になる。ラーメン単体なら¥550でまぁまぁ安い、そしてこのセットは¥850でこれもかなり安い感じである。 取り敢えず出て来た順で、おでんから楽しんだ。おでんは玉子、串(豚肉)、だいこん2切れの組み合わせで、結構面白い。というのは先日テレビでもやっていたし、日経の土曜日版にもあったが、東京のおでんは人気はだいこん、玉子が根強いのである。しかし豚の串というのは東京ではまずお目に掛かれない。豚が威張ってるのには、関東じゃない雰囲気を感じたが、あとの二つは関東型・・・これが富山流?しかし豚が強いんでおでん汁は豚っぽいので、「だいこん」てこんな味なんだと感心しきりの僕ではあったのだ。 さて¥550の方のラーメンだが、これがビックリするような醤油ラーメンなのである。麺も柔らかめで具もメンマ中心で昔風関東型ラーメンに見えてしまうのだ。しかしである、醤油の味が少し違う気がするのである。かなり強い醤油味であって、調味を間違えたんではないかと思うぐらいであった。ひょっとしたら醤油もいろいろあるんで、「醤油味スープもいろいろ」のせいかと最初は思ったのであるが、何となく謎が解けた。まずカウンターの調味料を見ていて気がついたのは、「当店秘伝のタレ」なる物があり、「濃い味がお好きな方は・・・」とある。これを追加したらやはりこってり系にだんだんなって醤油が濃すぎるのが気にならなくなった。脂がスープの上面に浮くような感じは全く無いが、やはり豚の味が入り込んでいるのだろう。 そしてダメ押しが店員から来た。「お客様、濃い味がお好きでしたら、こちらを」と僕のやってることを見ていて追加のアドバイスに来たのである。「こちらは一見天カスに見えますが、豚の背脂でして、当店独自のものです」と来た。早速これを追加、不思議なことに(?)かなりの量を入れて掻き混ぜても脂が表面に目立って浮いてきたりはしない。それでも味はかなり豚スープ系に変わり、こってり系である。札幌の「すみれ」を思い出しつつ、全然また違う組み合わせに感心してしまった。何となく醤油系=あっさりであるが、ここは自分でこってり系に直してもいいのである。いや、そのままでは醤油が強すぎる気がする。 ということで、これが富山ラーメンなのか知らないが、今回はまた新しいタイプのラーメンを楽しませてもらった。やはり僕はまだラーメンの初心者である。ワインよりはいいかも知れないがw

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る