私と猫と編み日記-幸せな女と思われたい-

今朝、起きたら首に赤い痒いのが出来ていた。
正体不明。
汗疹？？って思ったけど、そりゃ、ちょっと早すぎでしょ－って。
汗疹なんて今から出来てたら、真夏はどうなるんですかっつー話よ。
もうね、全身汗疹になってもおかしくないよ？
そんなんなったら、私は汗疹休暇っつーのを貰うかんね。
まーとにかく、かいーのかいーの。
こうゆうときは、
とにかくメンソレータムをつければ大丈夫って思ったんだけど
全く赤みが引かない。かゆみも猛烈。
頼みの綱のメンソレータム、ちょっと力不足なんじゃない？
って空気が漂ってた。
ちょっと、横目でナースの絵を見たりしてる。
絵が少し色あせて見えた・・・・・。

そんな、木曜日の朝、
そして、寝不足の今日。
どうも、気分が乗らないんだけども、
でも、そうゆうのは理由にならないんだって。
会社を休むには、少し、パンチが足りなすぎる。
で、しぶしぶ、雨の中、家を出ました。
もうね、雨とかすっごいの。
傘さしてるにも関わらず、髪とか洗いたてみたくなっちゃって。
これ、ないよ？って。

いつものように中央線に乗って
ぼーっとしてたせいか、新宿出てすぐに激しく揺れるっつーことを忘れてて
ちょっとヨロけたんだけど
だれも、支えてくれなかった。
それより、軽くみんな避けてた。
恥ずかしかったから、足元に突起があって、いかにもそれのせいって顔した。
首とか、かしげてもみた。

電車を降りて、会社まで無心で歩いてたら
ふ～っと匂いがした。
なんの匂いかは分からないんだけども。
食べ物でもないし、誰かの香水でもないし
いい匂いでも、嫌な匂いでもない。
時々、そうゆう匂いを感じることがあって
必ず、そんな匂いに会うと
何故か懐かしくなって、気持ちがぽっとなる。
その「ぽ」が何を懐かしく思ってぽってなってるのかは自分にも分からないんだけども。

この不思議な感覚が私はすごく好き。
匂いもそうだけど、音楽もそう。
音楽の場合、匂いよりも、明確なんだけど
例えば、高校のときに聞いてた曲を
ふいにどこかで耳にすると
無償に懐かしくなって、その頃の思い出や気持ちがリアルに蘇って
時間が戻ったような感覚になる。
その時は、自分の気持ちのＢＧＭに音楽があって
絶対、音楽がメインじゃなかったはずなのに
時間が経つと、その脇役によって、本題を思い出すことが出来る。
だけど、匂いはもっともっと微かなものなんだと思う。
匂いでリアルに思い出や気持ちが蘇ることはない。
だけど、その曖昧さが、余計に私を切なくさせるのだと思う。

なんだか分からないけど懐かしい。

人間っていうのは、はっきり分からないものにロマンを感じるのかもしれない。

だから、今朝、私の首に登場した、
なんだか分からないデキモノもロマンなのだ！

よしっ！

（2008/6/12）