地味目の風邪
これこれこれこれ、この感覚ですよー!って。金曜の夜辺りからずーっとお腹の調子が悪いわけ。ほんとね、トイレが恋人っつーね。そんな状態ですよ。私なんて、結構健康を売りにしてるところがあるわけ。何も自慢できるところはないけどそれだったら、いつ挑戦してもらってもかまわないっつーくらい割と自信ある方なわけね。それが、このまさかの体調不良。あーつらいーってつぶやきましたよ。どの口が今言った?って思ったんですけどもね。ほんと自然に、この口が言ってました。今なら、絶対、サナトリウムに入れてもらえると思う。まーそんな風に最初のうちは喜んでたんですけどもね。どうもね、だんだん笑っていられなくなってきましてね。今朝なんか、朝起きた瞬間に身体が9の字になってましたからね。おはよう、トイレですよ。つれー。ちょーつれー。うーんうーん言いながら会社に行く用意をしたんですけどもね。ほんと、うっかりしてた。あたし、今、薬一個も持ってないの!えーっと思って。こんなにも、正露丸に恋焦がれたことなかったっつーの。もう、あなたの事臭いなんていわないっって。真っ青になりながら、神田までやっとこさっとで到着してもうね、短距離選手っぽく、駅前の薬局の飛び込みました。一目散にカウンターに向かっていって「腹痛に効く薬ください!」って言った。多分、目が血走ってた。そしたらねー薬局のおっさん「生理痛ですか?」っつーの。おかしくね?って。あんね、あたしだって、結構女暦長いわけ。生理痛だったらね、一々、おっさんに腹痛の薬とか言わないっつーのね。無言で、バファリンなりノーシンなりナロンエースなりをね、自分でレジに持ってくっつーのね。って今は思うけど、その時はほんと、一秒でも早く欲しいっつー気持ちでしたからね。あ、生理は多分、明後日くらいからだと思うので違います。って言いましたよ。わたし。身も知らないおっさんに、自分の生理予定日を連絡しちゃいましたからね。どんだけフレンドリーなんだっつーの。そんな恥をかいて獲得した薬をほんと席についたとたんにパソコンの電源を入れるよりも先に飲んだんですけどもね。これがまた効いてるとか効いてないとかよりももう、眠くなって眠くなって。あー失敗しちゃったーって机にうつ伏せて何度、一瞬寝たことか。夕方にはね、なんか喉もちょっとおかしくなってきてあー多分風邪だね、これって思ってたんですけどもまったく、熱の出る気配はなし。もっとねーこうなんつーか熱が下がらなくて・・・みたいなの。うっかり男性と手が触れて(そんな触れたい男性はこの会社にはいないけど)あまえ、身体熱くねぇ?みたいなの。家まで送ってやるから、乗れ!みたいなの。(この会社には、そんな粋な男はいないけど)なんか、そうゆうのじゃないの?風邪って。風邪にはそうゆうオプションがもれなくついてくるものじゃないの?っつー・・・。そんなやりきれない思いを抱えながらトイレに駆け込みました。人間が地味だと引く風邪も地味なんですねー。結構ねー大丈夫ー?って言ってくれる人の目もぬるい目をしてるっつーねー。派手な風邪が引きたい!(都合のいいときに)