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わたしは価値を創る

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映画の話

December 10, 2016
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カテゴリ:映画の話


■日本アニメ、久々の大ヒット作です。よくできた面白い作品です。

若い男女の意識が入れ替わるというありがちな設定から始まって、話は大掛かりなSFファンタジーになり、最後は恋愛ものに収束します。

よくこれだけの要素を詰め込んだなーと思えるぐらい道具立てが派手で、スケールもあって、まとまった話にする手腕はさすがです。

ベタベタな展開になるのを恐れなかったことも偉い。これぐらい衒いなくヒットを狙ったというのはある意味、清々しく感じます。

しかも狙い通りヒットしたのだから大したものですよ。

■海外でもヒットしそうですね。

「君の名は。」、英メディア絶賛の理由は? 「ディズニーにはなしえない領域に……」

ポスト宮崎駿とか、村上春樹に似ているとか言われています。もうほとんど社会現象ではないですか。

確かに、様々な要素を物語の基本パターンに収斂させる方法は、宮崎駿に学んだものかもしれません。

また日常の狭い範囲から魅力的な物語を作る方法は、村上春樹的です。

ここは素直に、新たなヒットメーカーの登場を喜ぼうではないですか。

■ただし、この作品に対する批判の数々も理解できます。

ヒットの要素を集めて、ストーリーにして一丁上がりというやり方は、ハリウッド映画の典型的なやり方で何ら新鮮味がありません。面白いけど、感銘や感動を受けるような作品にはなりえないでしょう。

宮崎駿をまねても、そこには、宮崎アニメにあった泥臭い思弁性はありません。

村上春樹風でも、そこには、村上春樹が持つ不気味な層にまで届く深い掘り下げがありません。

今のところ、底の浅さは否めませんが、それはこれからの新海監督の作品に期待したいと思います。






Last updated  December 10, 2016 12:38:27 PM
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December 8, 2016
カテゴリ:映画の話


■「この世界の片隅に」プロデューサーへのインタビュー記事です。「勝算はあったか?」と問われて、「なかった」と答えておられます^^

監督の片渕氏は、ジブリの「魔女の宅急便」の監督をやるはずの人だったそうですが、スポンサーから「無名の監督に金は出せない」と、宮崎駿監督に交代させられたらしい。

だから実力は認められているが、無名という人。これまで監督した作品も興行的には振るいませんでした。

■作品を観た今だからその素晴らしさを実感できていますが、確かに企画段階では、金を出しにくい題材です。

原爆が落とされた町の近くに住む人たちの日常を描く。といわれても、学校の教材ビデオになりそうだな…と思うぐらいで、地味に過ぎます。

作品を観て感激した今でも、これを他人にどう説明しようかと迷いますからね。

結局、プロデューサー氏は、片渕監督の実力を信じて、企画実現に踏み切ったという形です。

■クラウドファンディングを活用したというのは苦肉の策だったようです。思いのほか、3374人もの出資者があらわれ、3000万円を超える資金が集まりました。それが、スポンサーを動かして、製作費の調達につながりました。

が、これだけのヒットになろうとは、誰も思わなかったでしょうね。3374人の出資者は、応援隊としてSNSなどへの拡散に貢献したでしょうが、それだけでヒットするわけではありません。

やはり公開してからの口コミが大きかったのでしょう。

■私はこの映画に「98点」という評価をしました。きわめて個人的な印象評価です。点数をつけるというのも失礼だと思いますが、個人ブログのやることなんでお許しください。

なんで98点かというと、私にとって不動のベストワンである「七人の侍」が99点。それに匹敵する内容だからという意味でした。(100点でいいのですが、さらに上があったら困るので‐1点しているだけなんですけどね)

ちなみに、私の評価では、同じ98点にフェデリコ・フェリーニの「8.1/2」とルキノ・ヴィスコンティの「ベニスに死す」があります。今回の「この世界の片隅に」は、これら歴史的名作に並ぶものだと思います。

■かといって、「七人の侍」も「8.1/2」も「ベニスに死す」も「この世界の片隅に」も種類の違う映画なので、本来は比べられません。

アクション要素の強い内容で「七人の侍」を超えることは不可能だと思いますが、貴族文化の退廃感や官能性を描いたら「ベニスに死す」を超える作品はないでしょうし、軽やかな心地よいリズムの映像体験として「8.1/2」に敵うものはありません。

あえていえば「この世界の片隅に」は、「8.1/2」と同じく、体験型の映画です。しかし「8.1/2」が、”息を吐くように映画を作った”天才フェリーニの日常体験から生まれた私的な作品だったことに比べると、「この世界の片隅に」ははるかに時間と労力をかけて作られています。

綿密な取材と時代考証のおかげで、日本人である我々の深い部分に届く作品となっています。

■フェリーニの作品は、アカデミー外国語映画賞(「道」)やカンヌ映画祭最高賞(「甘い生活」)を受賞したため、地味な映画でも作り続けることができました。(晩年のフェリーニ作品は、ひどいもんでしたが…それなりに面白かったのが不思議)

片渕監督も、今回の興行的成功で、次回作を作る資格を得たわけです。

ぜひ今後も、今回のような地味でも内容の濃い作品を作ってほしいと思います。






Last updated  December 10, 2016 11:57:31 AM
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December 7, 2016
カテゴリ:映画の話


■すばらしい作品です。映画史に残る傑作。長く語り継がれる名作になっていくでしょう。

昭和20年8月、広島で起きた巨大な悲劇の周辺で生きた人びとの日常と非日常を描いています。

この映画、観た直後よりも、後になっていろいろな場面を思い出します。

というのは、この映画、ゆったりした話なのに、やたらテンポが速い。ワンカットが短く、モンタージュをみているかのように場面が切り替わります。だから理解や感情がついていけない場面も多々あります。それが、後から思い出されて、「そういえば、あの場面、こういう意味だったのか」と蘇ってくるわけです。

「あとからジワジワくる」「思い出して泣ける」という感想を聞くのは、サブリミナルのような効果があるのかも知れません。

■アニメとしても漫画チックな表現の画ですが、圧倒的なリアリティを持つ映画です。

それは、監督が執念の取材で作り上げた呉や広島の街並み、光景の再現であったり、時代考証の賜物でもありますが、それだけではありません。

戦時の時代を決して大上段から描かず、あるいは暗い悲惨な時代というステレオタイプに描かず、一面的な批判精神で描かず、あくまで庶民の日常目線で描きます。映画の多くが生活の描写に費やされますが、その中で、人々が、ユーモアを忘れず、健気に、したたかに生きていきます。

そこには確かな人々の生活があったと感じさせます。

■私は、この映画を観たあと、うれしがってこうの史代の原作漫画を買って読みました。原作には原作のよさはありましたが、リアリティという意味では、映画の方が圧倒的でした。

映画にあって、原作にないもの。その最もなものは、主人公の声を演じたのん(能年玲奈)の存在です。

18歳で名前も知らない人のところに嫁にいった夢見がちでちょっとトロい天然の少女。嫁いびりされても困ったように笑うだけで毎日を楽しく生きていく。それなのに時折見せる内面の激しさや芯の強さ、女の情念などもほとばしらせる。

この主人公のリアリティは、のんの存在なくしてはあり得なかったでしょう。

どうしてものんを起用したかったという監督の慧眼には感服します。

■実に多層に作られた映画です。

戦争という時代の層。

日本人が持つ家や習慣、日常という層。

その中にある個人の想いや情念。

さらには、われわれが心の奥に持つ民話や伝承といった層。

そして人間の状況にかかわらず存在する自然という層。

この映画の奥底にあるのは、日本人が生きてきた生活の記憶であり、庶民としての精神の蓄積です。日本人はこのように生きてきた、このように生活を継承してきた。どんな環境の中でも、たんぽぽの胞子が偶然とまったところに根付くように生活を作ってきた。

そのわれわれの記録に残らない歴史が確かに描かれている。この映画の深い感動は、その思いに根差しているのだと感じます。

素晴らしい映画です。このような作品がこれからも作られることを望みます。


この世界の片隅に(上) [ こうの史代 ]​​
この世界の片隅に(中) [ こうの史代 ]​​
この世界の片隅に(下) [ こうの史代 ]






Last updated  December 7, 2016 09:21:45 AM
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August 1, 2016
カテゴリ:映画の話


■この映画、評判いいですね。というか良過ぎる。庵野秀明の悪口を言ってはいけない自主規制があるのではないかと勘繰りたくなります。

私はあえて辛口でいきます。以降ネタバレです。

■ちなみに私は、ゴジラにそれほど思い入れがあるわけではありません。エヴァンゲリオンも見てません。庵野氏の作品に触れるのはたぶん初めてだと思います。

ただ今回のゴジラのCGは確かにすごいと思いました。下から映したり、上から俯瞰したり、これまでの怪獣映画ではなかった迫力や恐怖を感じる映像だったと感じます。

ゴジラも傷だらけで不気味だし。火を吐くシーンも、ナウシカの巨神兵を思い出すような迫力です。

最初でてくる幼体はユーモラスすぎていらんと思いますが、それはギリギリよしとしましょう。

そのゴジラに対する自衛隊の武器の数々も本格的でよかったです。

いわゆる「特撮」の部分は満足しました。

■ただ、ドラマの部分が納得いかない。

今回の物語、突如現れたゴジラという脅威に対して、日本人がいかに戦うのかを描いたものだと思います。

最初、政府首脳や高官たちが、法律解釈や制度手続きなどについて延々討議する姿が描かれます。セリフは棒読みで、カットのテンポも速い。ここは、デビッド・フィンチャーの「ソーシャル・ネットワーク」のはじまりみたいで、面白かった。コメディっぽさがいいですね。

ところがそれがずーと一本調子なのでさすがに飽きます。ゴジラが来てんだからそろそろ慌てろよ、と言いたくなりますね。

■話が動き出すのは、ゴジラによって政府首脳が軒並み死んでから。若手の実力者たちが集まってゴジラ対策に乗り出します。

ここでアメリカや世界各国が、「日本に任せててもダメだから、東京ごと核攻撃しよう」と言い出すのですが、そんなことあるか??リアリティがない。

だから、核攻撃の秒読みと日本若手チームの対策完成というハラハラが伝わってきません。

■その日本チームがとった対策が、なんとも穴だらけのハチャメチャなもの。ここも、コメディということでいいのかな?

それにしても後半の失速感はなかなかのものです。

前半はドキュメンタリータッチでそれなりに見れたものが、ヒロイックな展開になる後半は俳優がアニメのセリフを無理に読まされているような作られ感まんさいになります。

石原さとみなんて、映画を見返したくないでしょう。お気持ち察します。

■ラストは、凍結されたゴジラが東京のど真ん中に残るという福島原発を象徴しているとしか思えない画です。

ところが、その画の前で、主人公たちが「俺たちは成し遂げた」とどや顔でいるのはどうなのか。あんたら根本解決してない。問題を先送りにしただけやん。

それもブラックなコメディという見方をすべきなのか?

だとすれば、その皮肉な意図が描き切れているとはいい難い。

■正直にいって期待はずれです。

ドラマの部分をばっさりカットして、ソダーバーグの「トラフィック」みたいに”説明せんぞ!”という映画にしたら傑作になるかもしれません。

あ、伊福部昭の音楽がそのまま使われているところは嬉しかったですね^^






Last updated  August 4, 2016 04:19:41 PM
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August 12, 2015
カテゴリ:映画の話
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(ネタバレあり)

■ターミネーターの新シリーズ。晴れてシュワルツェネッガーが復帰です。期待して観たのですが、なんだか残念な出来でした。

映画そのものは「ターミネーター」「ターミネーター2」の要素のみで作られています。

シュワちゃんは出てくるわ、液体金属のやつは出てくるわ。

タイムパラドクスものなので、なんでもありの展開です。

残念なのは、肝心のシュワちゃんの老いぼれぶり。。

人工皮膚は加齢とともに老化するという無茶な設定により、ターミネーターも爺になってしまっています(><)

その爺がヨタヨタと戦う様をなんと見るか。

■それをカバーするためか、シュワちゃんのキャラ設定が、ユーモラスになっています。

あのクールな殺人マシーンはどこへ行ったのか?

晩年のジョン・ウェインみたいな陽気なタフガイじじい路線を狙っているのでしょうかね。

要するに、これはアーノルド・シュワルツェネッガーのキャラクター映画です。

ところがそのシュワルツェネッガーが老いぼれているので、なんとも微妙な出来になってしまっているわけですな。

■それを隠すために、カーアクションやヘリアクションは派手です。バスがひっくり返るシーンなどハリウッド映画の王道ですよ。

もっともそんなものは枝葉です。

最大の難点は、敵キャラのショボさ。

顔がしょぼいということもありますが、どうにも凄みを感じさせない造形です。

それもこれも、反乱軍のリーダーであるジョン・コナーを敵役にするという最悪のアイデアなんか採用するからですな。

これが一番、残念なところでした。

■この映画シリーズはまだ続くみたいです。

シュワちゃんのシュワちゃんによるシュワちゃんファンのための映画。

最強のタフガイじじいとして頑張ってくだせえ。

私はもう観ませんが^^;






Last updated  August 13, 2015 11:22:39 PM
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August 11, 2015
カテゴリ:映画の話
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(ネタバレあり)

■往年のヒット作「ジュラシック・パーク」の続編、というよりはリメイク版です。こちらも大ヒットしているらしい。

内容は第一作とほぼ同じ。最新テクノロジーで現代によみがえった恐竜を見ることができる夢のテーマパークがあったとさ。ところが、テクノロジーで制御しきれなくなった恐竜たちが大暴れします。

欲深い人間たちは恐竜の餌食になり、子供たちやいい人たちは生き残ります。

よくも悪くも、期待通りに事件が起きて、予定調和で終わります。テーマパーク的な映画ですからファミリーで見るのに丁度いいでしょう。

■新機軸としては、遺伝子組み換えで新たに生み出された恐竜が登場すること。もはや何でもありです。

ただしこの怪物みたいなやつも、われらがティラノサウルスには敵いません。その意味でも期待通りです。

もはやこの映画に驚きはありませんでした。

ファミリー映画ですから、それでもいいんでしょうけどね。






Last updated  August 13, 2015 10:46:31 PM
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March 16, 2015
カテゴリ:映画の話
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■世評高い映画です。クリント・イーストウッド監督。

イラクとの戦争で活躍した「伝説」と呼ばれるスナイパーが主人公。実在の人物です。

なにしろこの人物、スナイパーとして160人の敵を殺害しています。アメリカでは大変な英雄らしい。

彼の自伝をもとに映画は作られていて、彼の言う「この世には羊と狼と番犬しかいない。自分は狼から羊を守る番犬になる」「蛮人から同胞を守った。敵を殺した行為は神にも説明できる」という主張をそのままなぞっています。

■ところが映画はこの人物から一定の距離をとっており、彼の主張がいつしか空回りしていること、自身が人格に一貫性を持たせるために相当無理をしていることを描きます。

要するに、彼の単純な愛国心が偏狭なものでしかないこと、彼自身が戦争の犠牲者だったことを炙りだすわけです。

■まあ、はっきり言って、このあたりの描き方はステレオタイプです。

表の単細胞な人物像も薄いし、裏の相対化もありきたりですね。。。

主人公に相応の演技力があればよかったのでしょうが、残念ながらそれもありません。

イーストウッド監督の特徴ですが、テーマを前面に押し出すことをせず、淡々としたドラマ表現として裏の事情を見せていくので、嫌味には感じませんでしたが。

■ところが、アメリカ本国では、大ヒットした上で「戦争を正当化している」という批判が起きているそうですね。

それがようわからん。どこが戦争の正当化だ?

この分かりやすい図式の映画を戦争の正当化だと観るのは、相当単細胞な人か、あるいは相当ひねくれて深読みする人たちではないか。

あえて言うなら、こんなステレオタイプな反省で、この巨大な問題を総括するな!という批判でしょう。

■そんなわけで、世評ほど衝撃を受ける内容ではありませんでした。

ちなみにイーストウッド監督の落ち着いた作風は今回も健在で、盛り上がりもない変わりに、最初から最後まで緊張感が落ちません。

当初予定していたスピルバーグ監督なら、もっと盛り上げる場面を作ったでしょうが、どこかで破綻していたでしょうね。いつものように^^;

以前観た「チェンジリング」といい、イーストウッド監督は、実話ベースの物語を描くのは上手いなーと思います。






Last updated  March 27, 2015 11:22:26 AM
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June 11, 2014
カテゴリ:映画の話
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■巷で話題の映画らしい。

監督は大根仁。「モテキ」の監督だそうですが、未見です。

なんでも4日間で撮影したという低予算映画です。

それでも脚本がよければ、面白いものが作れるぞという好例になりました。

■内容はひどいものです^^;

フリーターやショップ店員といった若い男女の恋愛事情を描いています。

いや恋愛なんてもんじゃない。ただの性欲事情ですな。

とにかく登場する人物すべてがDQN。

嘘つくわ、愚痴るわ、陰口言うわ、浮気するわ。

感情移入できるベビーフェイス不在の映画です。

■絶妙なのが、それぞれの人物の微妙なクズ具合です。

ちょっとずつ空気読めなかったり、傲慢だったり、うそつきだったり、自分勝手だったり。

いかにも「そういうやついるいる」と指さしたくなります。

友達だといいながら一枚岩ではない彼らのズレた関係を描いています。

■すべてお互いの家の中が舞台です。

画づらも貧乏くさいし、低予算感丸出しなんですが、それでも面白い。

やはり映画は脚本ですねー






Last updated  June 15, 2014 07:48:46 AM
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June 10, 2014
カテゴリ:映画の話
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■クズのような人間のクズのような人生を、華麗な映画テクニックをもって豪華絢爛に描いた映画です。

いかにもマーティン・スコセッシ監督らしい。

特に最初の1時間ぐらい。主人公が、のし上がっていくプロセスが素晴らしい。

クズのような人生だとわかっていても、ワクワクと高揚させられます。

■これは「グッドフェローズ」や「カジノ」と同じ系列の作品です。

※特に「グッドフェローズ」は名作です!

これらの主人公は下層マフィアたちでしたが、今回はそれが証券会社の連中になったわけです。

マフィアのチンピラと証券会社の社員が入れ替わっても、そのまま映画が成立するところが皮肉ですね^^

■主人公の独白が延々と続くところも前の作品と同じ。

これは紙芝居か!と思えるぐらい主人公が映画を解説してくれます。

しかも今作では、ディカプリオ君が、映画の途中で、観客に向かって語りかけるシーンも何度かあります。

そういうお茶目な演出がかわいいですね^^

■途中から暗転して、主人公が転落していくところも同じ。

「グッドフェローズ」なんて、伝説のマフィアだとか散々持ち上げておきながら、途中から「ただのせこいチンピラやんか」と気づく仕掛けになっていましたが、今回も風雲児なんて持ち上げられたディカプリオ君が、薬中のチャラい犯罪者になっていきます。

その様子を冷たい目線で突き放して描いていきます。

■実に面白い作品ですが、スコセッシ監督作品に慣れた身からすると、既視感があるんですね。

それに題材がチト古い。

リーマンショック直後ならこれも衝撃をもって見られたかも知れませんが、今さら拝金主義者を皮肉ってどうなん?と思ってしまうわけです。

惜しいですね。






Last updated  June 15, 2014 07:07:50 AM
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June 9, 2014
カテゴリ:映画の話
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■面白かったなー

人質解放ものは、面白い作品が多いですけど、これも外れません。

冒頭近くからラストまで緊迫感が漲ってます。

おススメです。

■アメリカ籍の貨物船が、ソマリアの海賊に襲われる話です。

(ネタバレ)

海賊というのがしょぼい^^;

小さな漁船から降ろしたボートで追ってくる連中です。

ところが機関銃を持っていて、貨物船にはしごをかけて、よじのぼってきます。

たった4人で、大きな貨物船を乗っ取ってしまいます。

■この映画の一つの特徴は、海賊連中の状況が描いてあること。

彼らは貧しい漁民です。

が、「将軍」といわれる搾取者がいて、彼らを海賊に駆り立てるわけですな。

いわば、彼らも被害者のうちかも知れない。

そういう現実を描いているのがリアルです。

■特に計画性もない海賊連中は、貨物船の船長を人質にとって、救命艇で逃げていきます。

SOSを受けたアメリカ海軍が、救出作戦を展開します。

アメリカの特殊部隊ににらまれたら、素人海賊連中はひとたまりもないわけですから、結末は予測つきますね。

映画を観る者の興味は、いかに海賊連中が退治されるのか、人質は生きて解放されるのか、といったところでしょうか。

■船長を演じるのが、トム・ハンクス。豪華ですな。

彼の名演で、人質の恐怖感、緊迫感を存分に味わうことができます。

それだけではなく、この映画は、海賊連中の個性も描き分けています。

冷静なやつもいれば、人質に同情的なやつもいる。すぐにキレて、殺そうとするやつもいる。

結局、彼らの人間性を身近に感じることができるので、より緊張感が増すわけですね。






Last updated  June 10, 2014 06:20:14 AM
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