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カテゴリ:俳句・詩
カミナリが鳴っていた日、仕事帰りの相方からメール。
相方の職場は広範囲だが、その日の職場でもゴロゴロが鳴っていたらしい。 雷鳴や なりひそめにし バスの揺れ 1121 きっと、授業が終って駅に移動中なのね。 橋の下で ひとり魚を 釣る人のあり 1121 東京も、すべてが都会と言うわけではない。 街中を離れるとのどかなところもある。 相方の職場はどんな所なんだろう。 お酒を飲んでいる相方しか見たことのない飲み仲間連中が、「キョウジュの授業を見たい」「どんな真面目な顔して授業やってんの?」と、「今度、キョウジュに内緒で授業に忍び込もう」などという企画がもちあがったことがあった。 私達が忍び込めるような授業があるのは平日で、平日は飲み仲間達もそれぞれ仕事があるので、当然企画倒れ。 相方の授業、見てみたいな… きっと、ステキだろうな。 雷神の ヘソを隠して 湯あみかな Lynn そして、先週火曜、7月最終日のこと。 翌日の予習で、まっすぐ自宅に帰るはずの相方からメールがあった。 今日の仕事が終わり、これから来るという。 「え?今日はまっすぐ帰るんじゃなかった?」 「今、校舎を出たから、半には着くよ。」 来ないはずだったから、ごはんも用意してないし、どうしよう… お腹すいてるだろうな。 夏休み、冬休みになると、予定がコロコロ変わる。 スケジュールは前もってわかるのだが、ルーティンではなくなるので、アタフタする。 メールがあってから30分ほどで、相方は帰ってきた。 大好きなコロナビールにライムを突き刺して、お疲れ様。 私はこういう予定外デートがすごーくうれしい アタフタするのはもちろんだが、「逢いたい」気持ちがあるから逢うのであり、「別に明日でいいや」と思えば逢う必要はないんだもの。 いつまでも、「別に明日でいいや」な存在にはならないようにしなくっちゃ 11時近くに相方は帰って行った。 去年は「明日、早いから」と私のところから帰り、そのまま飲みに行っていた相方。 そして夜中になって、ヘロヘロになって、私にメールや電話をしてきていた。 しなきゃバレないのに、それでも急に「声が聞きたくなっちゃった」そうだ。 そんな相方も最近はおとなしくなった。 別々に帰ることは滅多になく、ほとんど、一緒に帰る。 同じタクシーで相方を先に降ろし、私の自宅へ、のコース。 火曜日は、相方が翌日の準備があるというので先に帰った。 去年だったら、絶対、カワイコちゃんの店に行くつもりのところだろう。 カワイコちゃんのところに行ってないと思う根拠は、これから延々とメールのやりとりが続くから。 相方は酔うと口調が変わるから、すぐわかる。 それに去年も、飲んでいるときは、「どこどこにいるよ、おいで」と、必ず私を呼んでくれた。 つい今しがた帰ったばかりの相方からメール。 望月を 願いつつ仰ぐ 暑さかな 1121 相方は満月を見て、何を願ったんだろう。 狼男…遊びに行きたいよー、なんて、心の中で吠えたのかな。 メールをもらって、夜空を見上げると、たしかに綺麗な月だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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