しばらく前に、六本木(というか乃木坂ですね)の国立新美術館に「フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展」を見に行きました。
けっこう空いていたよという家人の言葉でしたが、11月中旬ともなると、会期(12月17日まで)もあと少しとなり、行列が出来ていました。会場にはいるのに50mくらいの行列。絵を見るのにも行列です。
もっとも、僕は行列は苦手で、あっちの絵を見たと思うと、反対の壁の絵をみて、また戻って見て、さらに空いたところに行って見てという風ですので、非常に自由に、しかもじっくり見ることができました(会場の係の人も、珍しいことに、列にならずに自由に鑑賞してくださいって言ってました)。
さて、僕はMilkmaid「牛乳を注ぐ女」だけ見に来たのですが、すぐ近くでみるためには列にならび、じっくり見るためにはその列と縄で区切られたところで見るといった工夫がされていました。もちろんじっくり見たかったので、その空間でたたずみ、本当にじっくり見ていたらいつの間にか一番前に来ていて、結局のところ列にならんで近くで見ている人とほとんど変わらない距離で、20分以上にわたり鑑賞することができました。満足です。
1,2年に一枚くらいのペースでフェルメールの絵が来日しています。外国に行かなくても、結構な枚数を見ることができそうですね。
ところで、この国立新美術館の設計ですが、あまり気に入りませんでした。幕張メッセとか港未来の国際ホールとあまり変わらないなあっていうのが僕の感想です。これだったら上野の西洋美術館の方がずっと格好いいです。