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テーマ:映画館で観た映画(8570)
カテゴリ:映画(映画館)
さて、新宿武蔵野館で観てきました。午前最初の回だというのに、満員です! 立ち見覚悟だったのですが、係員のひとに席を見つけてもらいました。 渋谷ユーロスペースで見損なっただけに、期待大! <プロローグ> まず、きれいな旋律の音楽がバックにかかり(ヘンデルのオペラ)、ひと組の夫婦と思われる男女が愛を交わしているところが白黒の映像で写されます。一方、子供部屋ではまだ幼い子供がベッドサークルのドアをあけて熊のぬいぐるみとともに窓枠へ・・・。 <悲嘆>子供を失い悲嘆にくれる妻をセラピストである夫が自らセラピーを施そうとするのですが・・・。恐怖を乗り越えるために妻に聞き出した、妻の最も恐怖するところとは・・・。 <苦痛> 夫婦は彼らがエデンと呼ぶ森の中の小屋に入るのですが、妻の様子は・・・。 夜になるとドングリが小屋の屋根に降り、不気味な音を鳴らし続け・・。 妻を追って、草原に出た夫が遭遇したキツネは・・・。 <殺戮> エデンでは、1年前に妻が子供と、論文を書くために夏を過ごしたらしいのですが、論文は未完成になったのです。彼女の論文のテーマは女性に与えられた暴力の歴史ですが、その論文の資料が散らかっている屋根裏を覗いた夫が見つけたものは「殺戮」と題する書物や、数々の魔女裁判と拷問の絵でした。 そして、妻はいよいよ夫を・・・・。 <3人の乞食> ここでプロローグで息子とともに写された3体の人形が関係してきます。 またこれまでの章のタイトルが3人の乞食の名前であることがわかります。さらに、夫が遭遇した動物が・・・。 <エピローグ> すべてが終わり、山を降りる夫のもとに、3人の乞食があらわれます。 そして、顔のない無数の若い女性が・・・。 女性の悪魔性を描くとともに、自然の本質、人間の本質を描いた映画といえるでしょう。 ANTI CHRISTの最後のTが♀となっているのは意味がないとは思えません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 28, 2011 02:12:14 AM
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