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カテゴリ:本
【送料無料】がん患者のセックス 日本人の2人に1人はがんで死ぬ時代です。 一方、癌の治療はおそろしく進歩しており、かつては治らなかったがんが治る(もしくは生存期間が画期的に伸びる)ケースも少なくありません。 そうなると、入院ではなく外来での治療や経過観察が重要になるのですが、それはとりもなおさず、家庭に医療が侵入していくことを意味します。 家庭での生活というと仕事や家事などへの配慮に関しては医療関係者はしてくれるでしょうが、性生活に関してなんらかの説明・指導がなされているかということに鋭い質問を投げかけたのが本書です。 パートナー(男性)の血液がんの治療中、そして退院後のキスのやり方、いつになったらセックスはしていいのかという疑問。誰に聞いていいのかもわからない現実。そういった状態に身を置いて、作者はドキュメント作家らしく、広くがん患者のセックスの現状、医療の認識、患者の認識・家族の認識などに話題を広げていきます。 がんだけでなく、他の疾患でも同様の視点が必要であると感じました。 非常にためになる本でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 19, 2011 02:37:53 AM
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