卒業式の日【自閉症児の息子】
前日、夫婦は揃って息子の6年間を振り返り時の流れを感じて気が付けば遅くまで尽きることなく話しこんでました小学校入学前教育委員会からは支援学級適用児と診断され情緒、知的ともに利用可能と言われた息子支援学級か普通学級か何度もx2悩み何回も当時の校長先生や支援担任に相談しあちこちの施設にも足を運んでギリギリで出した結論は 普通学級でのスタート 今でも覚えてる入学式の前日、対話が出来なかった息子の顔に精神的に不安が大きくなりすぎて何度も手をあげてしまった酷い母腫れてしうほど殴ってしまった息子の顔 入学式の写真を見る度、未だに後悔旦那さんにも打ち明けて5年生になった息子本人にも打ち明けた 前日は、あんなに空は晴れてたのに大事な日は朝から大雨眠れなかった母のもとへ普段は寝ぼ助の息子が6時に起きて来て制服を準備し「今日は卒業式です」と一人支度を始めた 低学年時代、時間の感覚が難しい息子に【まっすぐ学校に行く】【お家にまっすぐ帰る】この当たり前が3年間目標だった いつものように制服を着て朝ごはんを食べる息子いつもはしない持ち物チェックをして「お母さん、髪の毛(カッコよく)して下さい」とブラシを渡す 最後の日 いつもより早く玄関に行って「じゃ俺、先に行ってるね!」と最後の登校「いってらっしゃい。雨降ってるから気をつけてね」「うん分かった。行ってきます。」卒業式はランドセルがいらないので手提げ袋のみこの日階段を下りる足音で既に泣きそうになった母 保育園時代から~小学校入学~現在まで息子のカバンにはいつもお気に入りの鈴が付いていたその音が染みついてた母(鈴も卒業だね) 中々起きない旦那さんと支度がのんびりな娘置いていこうかいな 息子が出ると旦那さんは起きてすぐ支度を始めた苦手なネクタイもつけてくれた 気が付いたらお嬢は朝ごはんを食べて玄関に行ってた 3月に入って卒業式の練習が始まった時息子が笑顔で言ってきた「お母さん、卒業式はバスタオル持って来てね」「???何で?」「だってお母さん泣いちゃうとハンカチじゃ足らないよ」「なに~泣かないよ~だ」 それを聞いてた旦那さん「バスタオルはさすがにかっこ悪いからバケツにしとけ」「わ!もう絶対泣かないから」「絶対泣くよ~」「化粧はするなよ~」… 卒業証書NO先生が名前を呼び大きな声で「はい!」自然に集団に溶け込んでる息子に*涙*体育館の中は雨で気温が下がり保護者も在学生も寒さでブルブル震える中6年生の集中力は、さすがでしたそして息子も(在学生の方を見て)歌も(ソロの)シュプレもはっきりと大きな声で言いあげカッコいいところを見せてくれました*泣* 式後、雨なので校内で(1階2階)お見送り卒業生保護者の順で暖かい拍手の道を歩きますBGMが息子の大好きな曲 キセキ 皆笑顔で歌って拍手して最後は花道 あら息子も旦那さんもウルってますよ卒業おめでとう depuis 2005 CHEE