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医学的根拠のある育毛シャンプーは存在しない
スカ●プDが発売以来非常に売れ行きがよいそうである。 しかし、皮膚科医によると「スカ●プDも含め、医学的に育毛効果があると確認されたシャンプーはない」 「育毛効果を見るには、数年単位、数百人の検証が必要のはずだ」 「新発売の(育毛効果があるかどうかも分からない)シャンプーに飛びつくのは首をかしげる」 「自分なら『実績がある』シャンプーを選ぶ」とのことであった 彼いわく「シャンプーの成分よりも洗い方が大事」 「遺伝的な要因は仕方ないが、後天的な努力でかなり押さえられる」 と、シャンプーの成分よりも洗い方の大切さを強調していた。 「男性、女性をとわず脱毛の一般的な原因で一番大きいのはシャンプーだ」と断言する。 長年、お店をやっているベテラン理容師の方も同じようなことを言っていた。 「ほとんどの人がシャンプーの仕方を間違っている。 すくなくとも今の倍、3倍すすぎをしなくちゃいけない」 こういう事だそうである。 1.シャンプーのやり方の問題 医学的に良いと言えるシャンプーのやり方を習った人はいるであろうか? 本来なら幼児教育の段階から教えるべきなのだが、これが意外としられていない。 洗い方としてのポイントは (1)髪そのものでなく、地肌をマッサージするように洗う (2)洗い残しがないよう、頭皮のすべてに指がゆきとどくように洗う (3)特に前頭部や生え際は汗をかくので念入りに洗う (4)すすぎは洗い時間の倍かける ※特に前頭部はすすぎ残しが多い! (5)すすぎは高温(42℃以上)のお湯を使ってはいけない 皮膚科医が頭皮を見ると、髪は比較的よく洗われているが、地肌は脂ぎっている場合が多いという。 また、セッケン成分の洗い残しによる地肌の荒れ(→ハゲの原因)がよく見られ、前頭部にハゲが多い原因はホルモンのバランスもあるが、シャンプーの洗い残しによることが多いとのこと。 そして、頭皮は普段は髪に守られているデリケートな組織なので、熱湯でのシャンプー・すすぎは厳禁だそうである。 2.シャンプーの種類の問題 基本的には自分にあったシャンプーを探すしかない。 ポイントは「髪」に合うシャンプーではなく、「肌」に合うシャンプーを探すこと。 やたらと「天然・自然」を強調したり、逆に発毛を強調したりしているシャンプーは刺激が強すぎたり、肌に会わないことが多いので避けた方が良いとのこと。 3.米ぬかシャンプーは是か非か? 地肌と髪によいとされる「米ぬか」成分であるが、単に米ぬかを混ぜただけだったり、成分が微量だったりするので、表示だけを見て買ってもあまり意味が無いだろうとのこと。 しかし、唯一「これならば医学的根拠をもって万人向けと言えるかもしれない」という製品が一つだけある。 それが、米ぬかの保湿成分として、東北大学の薬学部が約20年前に発見した多糖類オリザブラン。 なんとあの尿素を上回る保湿力がある。 さらに、強力な皮膚の保護成分であり、肌荒れや創傷の治癒効果が確認されている。 (これらはいずれも医学論文として発表済み) ちなみに研究の中心だった東北大学・曳野教授は日本におけるアロエやウコン研究の第一人者者としても有名。 曳野教授は米ぬかの中に糖尿病治療薬となる成分が含まれていないか探しているうちに「オリザブラン」の薬効を見いだした。 参考文献: Isolation and hypoglycemic activity of oryzabrans A, B, C and D, glycans of Oryza sativa bran. Hikino H, Takahashi M, Oshima Y, Konno C. Planta Med. 1988 Feb;54(1):1-3.Links 4.農林水産省が公式サイトで「米ぬかの効果はオリザブラン」 農林水産省は公式に米ぬかの保湿作用はオリザブランによるものと認めている。 しかし、このオリザブランはどの米ぬかシャンプーにも豊富に含まれているわけではない。 というより、他の「米ぬか」シャンプーは米ぬかの栄養成分(ビタミンやアミノ酸)で地肌を元気にしようというコンセプトなので、オリザブランがどの程度含まれているか不明だ。 明治時代から米ぬかの美容効果に注目し、米ぬか化粧品を発売していた超老舗メーカ・株式会社リアルが、東北大学の研究に興味を持ち、シャンプーを共同開発した。 こうしてできたのが「オリザ 純」シャンプー。 私が調べた限り、シャンプー・リンスでオリザブラン配合を前面に打ち出しているのは(株)リアルの「リアル オリザ純」シリーズのみ。 特許とか商標で抑えてあるのかもしれないが、まだオリザブランの知名度が低いのもあるだろう。 この「リアルオリザ純」はCMではなく、純粋な口コミで広がった珍しいシャンプーなのだ。 発売当時、シャンプーとしては高価なため、薬局薬店やスーパーなどでは売られず(いまでもだが)、業務用高級シャンプーとして理・美容店や育毛サロンのみで取り扱われてきた。 そのため一般にはまったく知名度がなかったが、理美容の同業組合など、業界では隠れた良品として古くから有名であった。 理容師が顧客に勧めたところ、他のシャンプーとは次元の違う育毛効果に驚きリピーターとなった客に頼まれて、理容店が仲介販売していた。 (私の理容師に奨められ、15年以上前から使っている人が近所には多数いる) しかし、最近のネットの普及により、我々も理・美容店を介することなく購入することができるようになった。 皮膚科医の友達の話を聞いてからは、私もずっと愛用している。 皮膚への刺激が少なく、洗い上がりはさっぱり。 シャンプー・リンスともさわやかなセッケン系(あるいはフローラル系?)の微香性。香りもいい。 価格比較したところ、このお店が最安値だった。(2011.1.5再調査済み) オリザ・純清髪料(米ぬかシャンプー) 400ml ¥1,400 オリザ・純清髪料(米ぬかシャンプー) 1000ml ¥3,150 オリザ・純清髪料(米ぬかシャンプー) 4L業務用サイズ ¥6,300 ※楽天市場、価格.com、ベストバイほか独自調査による <効果が確かなだけに安くはないが、詰め替え活用で普及品並みに> 最初に400mL(ボトル入り)か1L(ポンプ式)を買って、あとは安価な4L詰め替え用を買うのがオススメ! 一回の使用量(ポンプ1押し分)で約3mLとして ・400mlタイプ1回=11.0円 ・1Lタイプ1回=9.9円 に対して 詰め替え4Lタイプ1回=5.2円 と半額のコスト。 ※スーパー等で売られている普及型の高級シャンプーとほぼ同等のコスト。 ・ラックス スーパーリッチシャンプー(1回=約4~5円) ・ヴィダルサスーン プロフェッショナルスタイル シャンプー(1回=約3~4円) [米ぬか] ブログ村キーワード お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/01/05 02:14:27 PM
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