投薬追加とサプリ
8月8日から薬が追加になりました。
頭の中の整理とともに書いておこうと思います。
ラプロス
この薬は猫ちゃんの腎不全に現在使われております。
チョコの場合、話の流れでこの薬にかけてみる事にしました。
なぜこのお薬を使う流れになったか、経緯などを頭の整理をしながら書いていこうと思います。
この薬を使うまでの経緯
腎不全の子に有効なサプリを探していました。
色々なメーカーで様々な形でサプリを出しており、悩んで迷ってわからなくなり医師に相談いたしました。
試そうとしたサプリ
アミンアバスト
レナトス
等です。
アミンアバストは輸入品となり病院での注文となるのであらかじめ医師にアミンアバスト等アミノ酸について詳しく聞き、その上で説明してもらってから取り寄せるか決めたいと事前に話していました。
アミノ酸
アミノ酸系サプリで以前アニマストラスという物を与えていました。
自ら舐めてくれるし体に少しでもいいのであればと思ったのですが、こちら体質に合わない様で諦めました。
なのでアミノ酸系サプリとなると合わない可能性があり医師と相談の上で決めたいとお話しをしたところ
アミノ酸として体内の組織の活性化に期待は出来るが腎臓に直接的なアプローチが出来るかどうかは不明点も多い。
という話でした。
アミノ酸はそのまま取ることにより様々な効果が期待されています。
腎臓に関してもアミノ酸がうまく作用して腎機能の低下を抑制させるのではないかということが期待されている事実あります。
チョコの場合はアミノ酸系サプリで以前胃腸がおかしくなり、嘔吐や食べてくれなくなったり元気が無くなるといった様子が見られました。なので、個人的にはアミノ酸に対する期待が強いのですが、チョコには負担がかかってしまう可能性もあります。
また私の医師曰くそのサプリによって腎機能の機能低下を抑えると言った確実性のある医学的文献が見当たらないという事でした。アミノ酸は体の細胞の活性化に良いという事で腎不全にも機能低下抑制に効果があるという話になったのではないかという事でした。
レナトスも同じように体の中で水素を発生させることで体の活性化を促すという意味ではいいかもしれないが、医学的根拠に基づき腎不全の腎機能低下に対しての具体的な効果はわからないという話でした。
つまりは活性化する事で腎臓にいいかもしれないが腎機能低下抑制として認可されているかどうかについては日本では確実性のある物は今のところサプリでは見当たらない。
という話でした。
そこでやっとその上でサプリを使用するかどうかの話になりましたが、私としては
藁にもすがりたいが、腎不全に対しての機能低下抑止に確実性が無いのであれば一旦考えたい。
という話をさせて頂きました。
そして医師の方から提示があり、
猫の腎不全には腎臓機能低下を抑止する薬で認可されている物があるが犬にはまだ臨床が少なく、確実とは言えないが、それを試している犬もいるのですがどうしますか?
という話になりました。それが
ラプロスという薬
という事でした。
腎臓の病気は猫の方が多い
腎臓の病気は尿路結石や膀胱炎、そして腎不全等がありますが圧倒的に猫ちゃんの方が多いです。
イヌ科とネコ科は体の仕組みが勿論大きく違いますが、ヒト科も含め腎不全の治療薬開発にはいろんな企業が目を向けています。
そして猫ちゃんに使われるお薬やサプリがワンちゃんにも使われています。
ワンちゃんに使われる腎不全(腎不全によって起きる高血圧)のお薬、例えばフォルテコール等も猫ちゃんの薬です。
私としては臨床やデータに基づく物の方が安心ですし、元々猫ちゃんに使われて後にワンちゃんに使われるお薬やサプリも沢山あるので今回のラプロスというお薬は試してみたいと思い医師と相談の上、経過をよく見て使用してみることにしました。
ラプロスという薬
こちらの薬を使用しようと最終的に決め手になったのは、猫ちゃんの臨床データとなりますが
炎症性サイトカインの産生を抑制する。
血管を保護し、また血管を拡張する事で血流を良くし、腎臓の組織化(いわゆる機能しなくなる部分)を予防してくれる
等の作用があるそうです。
※猫ちゃんにおいて腎不全の薬として2017年に認可がおりたそうです。
色々と薬の説明を聞いたら「それは猫ちゃんのみならず、ワンちゃんにも効くのではないか」と思いました。
サイトカインとは
???だった私ですがここ数日色々と調べている最中で、メカニズムがとても難しく説明するのもおぼつかないのですが、ものすごく簡単に説明すると
身体の中の細胞から分泌されるタンパク質の一種
という物の様です。
この辺りは私が説明するより調べた方が納得いくと思います(汗
素人なりの介錯となりますが、素人なりにざっくりと簡単に説明するとこのサイトカイン、いろんな種類があり、炎症性の物が様々な病気を引き起こすそうです。
腎不全でも炎症性サイトカインによる関与により悪化する可能性があるようです。
その炎症性サイトカインが作られるのを抑制する効果がラプロスには見られる様です。※猫ちゃんの臨床
※サイトカインを詳しく調べたい方は「腎不全 サイトカイン」や「炎症性サイトカイン」などキーワードを絞って調べるといろんな方向から見れると思います。
ある意味チャレンジ
猫ちゃんの臨床は取れていて、尚且つ猫ちゃんの腎不全において腎不全の薬として認可が降りているのは今のところラプロスだけとなる様です。
ワンちゃんの効果はどれほどなのか分かりませんが、医師と相談して腎臓の悪化を防ぐという可能性にかけるのであれば、ラプロスを試してみる価値はあると判断し今回投薬を始めました。
まだ投薬は始まったばかりですが副作用は今のところ出ていません。
副作用が出れば勿論すぐに中断します。
この薬で効果が出るかどうかはわかりませんが、良い結果の報告ができることを祈るばかりです。
サプリという選択肢
これを否定する気は毛頭ございません。
むしろ体に合うのであれば積極的に取り入れたい物だと思います。
私自身、サプリで助けられています。例えば体内で大豆イソフラボンが吸収出来ないのでエクオールをサプリで摂取しています。
医師が驚いていたのですが、あるシコリが消えました。販売元さえもデータが取れていない効果です。
サプリは薬だと思っているくらいです。
しかしチョコの場合は、胃腸が弱くサプリによっては逆に具合が悪くなってしまうことがあります。
なので手探りにアレコレと飲ませてしまうと具合が悪くなった時に何が原因なのか特定が難しくなってしまいます。
結局の所サプリも相性だと思います。
ワンちゃんやにゃんちゃんのサプリでよく見かけるのが小さい文字で「全ての子に効果が期待できるとは限りません」や「効果が期待できない場合もございます」など匂わせ的な物もたくさんあります。
腎不全は今のところ腎機能が回復する病気ではありません。あくまでも進行を抑えるのが要となる病気だと思っています。なのでネットではどれを信用したらいいのかわからないのが事実です。
なので私はネットの広告はほぼ信じていません。
でも信じたいので、やってみたい事は後悔のない様にやってみて、駄目なら相性が悪かったと思う様にしています。
うちの子には相性が合わなかったが、相性が合えば使っていきたかったサプリアンチノール 病院推奨アニマストラスアゾディル
日本ビーエフ アニマストラス 犬用 体重1kg〜10kg 1日1g30日分
アニマストラスはアミノ酸のサプリになります。体の活性化に使いたかったのですが、チョコにはきつかった様です。知り合いのブリーダー(高齢犬多数飼育16歳以上を7頭)から教えていただいたサプリでした。
【あす楽】【要冷蔵:クール便】【関東〜九州限定(沖縄除く)】【アゾディル (90カプセル)×1個】※クール便代込みの料金です【日本全薬工業】【腎臓 心臓 QOL】
アゾディルは尿毒窒素を餌にする乳酸菌が3種配合
これはもう薬でいいと思います。
ただ、胃腸の弱いチョコにはカプセルがうまく溶かせないのか便秘になり医師と相談の末中断
※実はこのサプリ、臨床が曖昧です。
猫ちゃんの臨床データにおいて、通常食を取っていた子からのデータなのか療法食を取っていた子からのデータなのか不透明な面がありますが、うちの子はカプセルから出した状態で飲ませてもBUNが下がっていました。
だだし、うちの子の場合は活性炭でも下がっていたのと皮下注射をしているのでこちらが聞いたのか不透明ではあります。
リン吸着剤や抗生物質以外のお薬との間隔をあまり気にしないでいいのは魅力的でした。
ほぼ薬の様なサプリ
今使っているサプリは主に3種レンジアレンネフガードH&JIN
【あす楽】『レンジアレン (30包)』【犬猫用健康補助食品】【エランコ】(腎臓)
ネフガード 粒(90粒)【共立製薬】
Premium乳酸菌H&JIN(動物用30包)
これらは薬だと思って使用しています。
やってみなければわからない
人のサプリも犬猫のサプリも何が本当なのか実際の所わからない物は多いと思います。
要は沢山ありすぎるのです。
沢山ある中で悩んだ時は私はダメ元でやってみる事も多々あります。やってみてダメならそれは相性が合わなかったんだと思えます。
1番キツイのはやっておけばよかったと思う時です。やらなければ良かったと思う事もありますが、わからない事だらけの中で「やってみたけどダメだった」なら結果として捉えることが出来るので、やらないで後悔するより飲み込めると思うのです。
負担をかけない様にする
薬にしてもサプリにしてもチョコはハッキリと相性が分かりますが、一度に色々な種類を使うとどれが合わないのかわからなくなってしまい何を中断すべきなのか判断が鈍ってしまう時があります。
一つの薬にしてもサプリにしても1種類につきまずは2〜3日様子見、そして1週間、そして1ヶ月と様子を見る事にしています。
それでも1ヶ月や2ヶ月してから体調にあってなかったんだと時間が経ってから気がつくこともあります。
腎不全はBUNが上がったり様々な要因でとても具合が悪そうな時が多いです。
なので極力慎重に様子を見ています。
再生医療
最近、腎不全における脂肪幹細胞の再生医療をやっているというのを目にしたりします。
それも医師に確認したところ
獣医師の中で再生医療ブームになりつつある
という話を聞きました。
再生医療では現段階ではヘルニアにおける脂肪幹細胞移植は効果があるようです。
その他の脂肪幹細胞による再生医療に関してはデータが少なく効果的と示すには時期早々のようです。
再生医療と聞くと夢のような話が現実になる明るい未来に希望を持つとともに、チョコには年齢的にも無理があると思うと少し切なくもなります。
未来を夢みても意味がないので、今という時を大切にして、進行を極力抑え、少しでも体への負担が軽減出来るよう毎日手探りでチョコと共に頑張っていこうと思います。
※今回書いた内容はチョコのかかりつけ医の見解を話として聞き私個人の考えや頭の整理をしたい為に書いております。
内容に偏りが見られるかもしれませんが、私はその子に合った治療で向き合うならどんな形でも良いと思っております。否定や不安を煽ったりするつもりは毛頭ありません。
闘病中の皆様の子が1日でも長く笑顔で居られるよう祈っています。
チョコには薬などでチャレンジしてもらっていますが、外科的な手術や入院などで苦しめたりしたくはないと思っています。病院で優しくしてもらっているせいか待合室でも楽しそうです(汗
↓いつも通りの嘆き
我が家の野菜室がチョコのための野菜で埋まっています( ;∀;)
さつま芋はここに写ってる3倍はあります( ;∀;)
カボチャも大量にあり軽くハロウィン( ;∀;)
野菜の品種によって食べないのやめて!( ;∀;)
芋とカボチャに迷走して最近やっと食べ始めました( ;∀;)
我が家の夕飯はチョコが食べなかった野菜で構成されています( ;∀;)
新しく出た薬の内容を把握しようとして、いつもより頭を使っており、私の頭がショート寸前なので誤字脱字、乱文長文、お許し下さい( ;∀;)
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